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課題解決型インターンシップと意外な成果

投稿日時:2016/04/01
3月31日、「2016春期インターン卒業式」が行われ、10人の若者が巣立ちました。



課題解決(プロジェクト)型インターンシップ

弊社インターン制度は、かれこれ12年になります。
今年から、「課題解決型」という新スタイルに挑戦しています。

これは、文科省・厚労省・経産省の三省合意が出され、
「日本の活性化にインターンシップを役立てよう」と表明されたことを受け、
「弊社も微力ながら、その流れに乗ろう」と企画したものです。

参考:三省合意の資料



日本社会が抱える「採用難と就職難」という社会課題をテーマに
インターン生は250名もの先輩たちにヒアリング調査を実施し、
学生目線・企業目線の双方から検証および考察。
そして課題解決方法を提示する!という、見応えのある内容でした。




成果を超える「成果」があった

そんな中、ぼくは「あること」に気づきました。

それは、今回のプロジェクトの「真の価値」とは、
そこで生み出された「定量的な成果(調査結果)」よりも、
繰り広げられた「過程そのもの」にあったという事です。




プロジェクトの「過程」で一体何が起きたのか?


彼らは、「プロジェクトを一任される=裁量が与えられる」ことによって、
「自分がやらねば誰がやる!?」という現実に直面したといいます。

そうした中、焦りながらも「主体性」が生じる。
答えは見えないものの、ポツリポツリと意見が出始める。
すると、真剣に考えるからこそ、意見の対立が生まれる。
さらに、感情面の反発、理解、共感、悩み、といった様々な
「過程」が生まれていったというのです。

おそらく、会社が用意したメニューを単にこなすだけでは、
こうした対立や反発、悩みなどは生まれなかったはずです。



その「過程」の意味するところ


そして、お気づきかと思いますが、
こうした「過程」とは、社会に出たら誰しもが直面する「日常」なのです。

つまり、インターン生たちはここで「小さな社会」を経験したのです。



これから彼らは、思い思いの就職~社会に臨み、
葛藤や悩みを繰り返しながら自分自身の「答え」を出していきます。
今回の経験が少しでも生きてくれることを切に願います。
インターン生のみんな、ありがとうございました。

我々は、さらにインターンシップ制度をさらに磨いていきます。


2016.03.31
髙橋康徳/株式会社カウテレビジョン



参考資料:歴代インターン生の感想(まとめ日報)



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社員旅行におもう

投稿日時:2016/02/29




社員旅行です。沖縄です。
2015年の目標達成のご褒美です。


今日のブログでは
「社員旅行への想い」をつづります。



カウテレビジョンは創業12年目ですが、過去に社員旅行を実施したのはわずか2回。今回が3回目です。その理由は、①そもそもしっかり利益を出せる企業体質でなかったことと、もう1つ、②ワンマン社長だったぼくが社員旅行にあまり乗り気じゃなかったことが最大の要因でした。




転機は、2011年6月でした。
「あなたにはついていけません」
あるベテランクルーから告げられたこの痛烈なメッセージによって、ぼくは自分自身の「人としての在り方」を問い直す必要性に迫られたのです。そして「ワンマン体質を脱却せねばならない」と強く意識させられることになりました。




暗中模索する中、2013年に決定的な出会いがありました。グランドビジョン中尾社長のお誘いでフォーバル大久保秀夫会長とご縁をいただいたのです。




そして大久保秀夫塾で2年半、経営者としての「在り方」と「やり方」を必死に学びました。塾の宿題に追われながらも「学び」を愚直に実行していくと、信じられないほど社内の権限移譲が進んでいきました。気がつくと、クルーが「自分の会社をよくしよう!」と本気で考える雰囲気が生まれていました。おかげで、今ようやくカウテレビジョンは少しずつ利益も出るようになりました。




振り返ると、ワンマン時代は社長ひとりがあらゆる権限を握りしめ、毎月の業績に一喜一憂していました。「べき論」を振りかざし、社長の「常識」を押し付けていました。社員は「やらされ感」満載でした。ぼく自身が彼らの可能性に蓋をしていたのです。



クルーが当事者意識を持ち、可能性に目覚め、会社の未来を自分の手で変えていくんだ!という推進力が生まれたことで、企業体質まで別モノになりました。



「自分と他人は違う」

「べき論で人は動かない」

「人は自分が決めたことには本気になれる」

と思い知らされたのは、まさにこの頃でした。




今、ぼくが考える「社長の仕事」とは、高い理想(大きなコンセプト)を描くこと。それはクルーが自分自身を内側から動機付けできるような(=使命感を感じるような)、社会性の高いコンセプトである必要があると信じています。




そういう意味で今回の社員旅行は、クルーみんなにとって「目標達成のご褒美」であるだけでなく、もう1つの解釈として、「自分で決めて達成する喜びを確かめ合う場」でもあったようでした。


「人は自分が決めたことには本気になれる」


ありがとうございます。


2016.02.29

髙橋康徳








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いい会社をつくりましょう

投稿日時:2016/01/27
「かんてんパパ」で知られる伊那食品工業株式会社を訪問してきました。



伊那食品さんといえば、創業以来48年連続増収増益の「年輪経営」で全国的にも有名な会社です。今回はその年輪経営の提唱者である塚越寛会長と、我らが大久保秀夫塾長が対談をするとのことで、塾生数名が同行させてもらいました。


新宿から特急あずさ+ローカル線を乗り継ぐこと3時間半。到着した先は長野県伊那市。南北をアルプスに囲まれた人口7万人の小さな街に伊那食品工業の本社はありました。この日の気温はマイナス5度。



というわけで、伊那食品到着。同社の社是は「いい会社をつくりましょう」非常にシンプル。最初にぼくらを出迎えてくれたのは塚越会長の息子さんである塚越英弘専務と感じのいい女性社員さんたちでした。挨拶の第一声だけで「いい会社だなぁ感」が漂ってきたのが印象的でした。



伊那食品といえば、3万坪(10万平方メートル)の土地に1980年代から30年かけて整備してきたという「かんてんパパガーデン」ここは年間35万人もの観光客が訪れるといいます。この日も早朝から「無料版・アルプスの天然水」を汲みに来る人の姿が。「地域の皆さんと共に、いい会社をつくりましょう」という同社の経営哲学の一端を感じました。





その後、塚越専務はガーデン内に点在する美術館や研修施設、健康ミュージアムなどを見せてくれました。





そしていよいよ真打ち、塚越寛会長の登場です。大久保塾長との対談90分ノンストップ経営哲学シンクロニシティ!残念ながら対談内容は東洋経済に掲載されるまではオフレコとのことで、ここに書くことはできませんが、カウテレビのオフィスに来てくれればノートをお見せします。(^o^)





一番心に残ったのは「大切なのは何か?を真剣に考える」ということ。

ということで施設見学も対談も、最初から最後まで圧倒されるばかりでした。が、ホンネを言うと(強がりかもしれませんが)、塚越会長に出来たのなら自分にだって出来ないはずがないと思っています。伊那食品さんを一つの目標としてベンチマークしながら、10年後にはもっと地域に愛されるカウテレビジョンになるぞ!やる気がフツフツと湧き上がってきました。



大久保塾長と塚越会長・専務をはじめ、今回ご一緒させていただいた皆さん、本当にありがとうございました。いい会社をつくります。


2016.01.27
株式会社カウテレビジョン
代表取締役 髙橋康徳

講演(勉強会)を聴きました トラックバック(0)

雲隠れ社長を目指せ

投稿日時:2015/12/25
中小企業の経営者が目指す一つのステージとして「社長不在でも通常業務がキチンと回る組織づくり」を掲げる経営者は多い。ぼく自身もそれを目指している一人だ。



その点、青山フラワーマーケットを全国に展開する株式会社パークコーポレーションの井上英明社長は、「雲隠れ」と称して毎年2ヶ月間、会社に出社せず海外などのマーケット視察や自己研鑽の期間としているそうだ。(カウテレビジョン社長室101インタビューNO.232より)



つい先日、井上社長にお会いした際に「ぼくも雲隠れできる経営者になりたいんです」と相談したところ、「まず一週間からスタートするといい。やってみると問題が明らかになったり、逆に、自分がいなくてもすんなり回ったりするものですよ」とのアドバイスをいただいた。

□いざ、雲隠れ!



というわけで、今日と明日の2日間、単独経営合宿として「雲隠れ」に初挑戦中。合宿メニューは2015-17中期経営計画のバージョン2策定。



現在、雲隠れスタートから数時間。未だ会社からぼくへの連絡はゼロだが、恥ずかしいことに既に2回自分から会社に電話してしまった。もしや自分の方が依存的なのか?と反省中。

□2016年春の採用決着

ところで、昨日、正式にカウテレビジョンの来期へ向けた採用活動が決着した。2名の新入社員を迎えて来期は正社員16名、アシスタント20名の合計36名体制になります。組織の成長に負けじと、ぼくも成長せねばなりません!

髙橋康徳

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社員の健康を考える

投稿日時:2015/12/21
12/20日曜日。東京のホテル椿山荘で開かれた「健康経営シンポジウム」に参加。


日本は世界一の長寿国として知られるが、実は「平均寿命」と「健康寿命」の間には10年近い開きがある。つまり「平均80歳」は寝たきりで長生きする高齢者が平均値を押し上げているという現実があり、それが増え続ける医療費の要因にもなっている。

では、健康で長生きするために一体我々に何ができるのか?

そのカギを握るのが企業経営者であり、中でも国内380万社の99.7%を占める中小企業の経営者が社員の健康に対し意識と責任感を高めた「健康経営」を実践しようというのがシンポジウムの主旨。主催は「公益資本主義推進協議会(PICC)」と医療現場を熟知する「日本医師会」。医師会が経営者団体とがタッグを組むのは珍しいという。


今回の気づき。

PICC大久保会長は「健康経営はコストではなく投資と捉えよう」と説明した。その一例としてSCSK社では投資額の3倍のリターンを得たという。そうした成功事例が増えるにつれて近い将来、「健康経営レベル」が採用などの際に会社の価値を計る一つの指標になりそうだ。


弊社もこれまでクルーに毎年人間ドック受診させるなどしてきたが、まだまだ出来ることが山ほどある(むしろ何もやっていないに等しい)と大変勉強になった。立案中の2016年経営計画書には「弊社なりの健康経営」を盛り込みたい。
※シンポジウムで流れたPICCの原丈人最高顧問のメッセージ映像は弊社制作です。「健康経営」について説得力ある内容です。↓


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大きな家族のように

投稿日時:2015/11/14
「学校に参観日があるように、
会社にも参観日があるといい!」

そんな思いつきで始まったのが
カウテレビジョンの家族懇親会です。

2年目の今年も
ピエトロさんに協力いただき、
クルーと家族約30名で開催しました。


実際、家族の声を聞いてみると

「我が子の仕事場での様子を知りたい」

「パパのお仕事を見てみたい」

「ちゃんと働いているのか気になる」

という声は多いものです。

その不安を、安心に変えたいと。




偶然にも優里が誕生日でした。




カウテレビジョンは、大切な家族。

☆クルー募集中(詳しくはクルーBlogで)

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カウテレビジョン2016年入社の採用スタート

投稿日時:2015/10/23
株式会社カウテレビジョンでは
2016年4月入社の採用活動をスタートしました。

人生を価値高く生きたいあなた、
カウテレビジョンの一員として名乗りを上げませんか?

P1230010.jpg
2015年10月 秋合宿のワンシーン

詳細は、コチラからご確認下さい。
http://cowtv2.blog133.fc2.com/blog-entry-1285.html

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誇り高き父・髙橋清廣

投稿日時:2015/08/01
父が逝去しました。

72年と10ヶ月の、誇り高き人生でした。
最期まで、「ありがとう」「ありがとう」と言ってこの世を去りました。

公務員として59歳まで勤め上げた父。
寒蘭をこよなく愛し、母から蘭キチと呼ばれた父。
3人の子どもを連れて川遊びをしてくれた父。
僕が悪さをした時は一緒に謝ってくれた父。
どんな時にも前向きで、子の背中を押してくれた父。

数え始めたらとめどなく父との思い出が出てきます。

中でも、思い出深いのが、
僕が高校を卒業し、実家を離れる時のこと。

父は僕をスナックに連れていき、川島英五の「野風増」を歌ってくれました。

「お前が二十歳になったら」

あれから25年。

今年、父の孫に当たる高橋家の長男が生まれました。

今度は僕が、「野風増」を歌う番です。

命のバトンを受け継ぎ、今日を全力で生きることを父に約束します。

お父さん、ありがとう。

髙橋康徳

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大久保秀夫塾を卒業しました

投稿日時:2015/04/25
このたび、約2年間学んできた「大久保秀夫塾」を卒業しました。大久保塾長、平良講師をはじめ講師陣・運営陣の皆様、そして共に学ばせていただいた同期の仲間たちに心から感謝します。



大久保秀夫塾とは、株式会社フォーバル(東証一部)の創業者であり現会長の大久保さんを塾長に、第1クール「在り方編」、第2クール「やり方編」の順で学ぶ経営塾です。東京2期の同期生は、東北、関東、東海、大阪、九州と全国から熱心な仲間が集まり切磋琢磨しました。




まず、在り方編では大久保塾長の経営者人生を元に心構えを学び、次にやり方編で、理念、100年ビジョン、三ヶ年中期経営計画、会議態、アクションプラン、評価制度づくりなどをみっちり叩き込まれました。毎回宿題もあり、途中で投げ出したくなることもありました。正直言って落ちこぼれずに付いていくのがやっとでした。

で、塾に行く前と後とで何が変わったのか?

思うに、僕が一番変わったのは、経営者として自信を持ってアクセルを踏めるようになったことかと思います。

僕は11年前、テレビ局の安泰を捨てて起業したものの、その後の10年間は「おっかなびっくり」の企業運営でした。その理由は色々ありますが、ひと言で表すと「事業に対する確信が不十分だったこと」でした。

そんな中で大久保塾と出会い、まず優先すべき価値観として、社会性>独自性>経済合理性の順番が大事であることを学び、自社を振り返るとカウテレビジョンの事業がまさにその順番に適っていることに気付きました。さらにその後、やり方を学んだことで、ブレない「判断の軸」をようやく持つことができました。

その結果、1年ちょっと前まで社員6名だったカウテレビジョンは今では社員14名となり、その組織規模拡大に比例して、いよいよ組織運営へと舵を切ろうとしています。

そして今、大久保塾を卒業した自分に課されるのは、塾の教えが正しいことを実践経営を通じて証明すること。そしてその考え方を広めていくことです。三方よし、浮利を追わず、足るを知る。そうした日本古来の経営システムと価値観こそが世界を救うのだという矜持を持って、これからの時代を切り拓いていきます。

2015.04.25
株式会社カウテレビジョン
高橋康徳




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親の想いを背負う

投稿日時:2015/02/01
熊本へ。4月にカウテレビジョンに入社する新入社員のご両親の訪問です。新幹線で33分、熊本は近い!


熊本の名門ホテルキャッスルにて

去年からスタートしたこの「ルーキー家庭訪問」は、カウテレビジョンという小さなベンチャー企業に我が子を託してくださる親御さんの不安を、少しでも和らげようという試みです。

・まず僕が自己紹介をし、
・企業理念や事業内容を説明する
・雰囲気や価値観も伝える

というだけでなく、

・我が子をどう育ててきたのか?
・幼少期はどんな子だったのか?
・ご両親のお仕事のこと

など、1時間以上にわたってお話しさせていただきました。本当に貴重な有り難い時間でした。

社員1人1人に両親がいて、それぞれに我が子に託す想いがあります。企業が背負うのは、社員やお客様からの期待だけでない。その背後にいる家族や友人の期待想いも一緒に背負うんだと、今年も噛み締めました。

大切に育ててきたご両親の想いに報いるよう、彼と先輩クルーと、一生懸命に努力します。

2015.02.01
素晴らしい天気の日曜日に
株式会社カウテレビジョン
代表取締役 高橋康徳

カウテレビジョン採用情報

凡事徹底リスト(バージョン3)
2月1日
○ 理念チェック
○ 早起き6時まで・・・6:15
○ 凡事チェック
○ 体重計に乗った?
○ がっちり握手
○ 上機嫌でいる
○ 刺激に会う:ルーキーのご両親
○ 家族、先祖に感謝
○ チーム、友人、お客様に感謝
○ お礼ハガキ/メール/FAX
○ 寛容の精神を心がける

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代表取締役 高橋  康徳のブログ

高橋 康徳【プロフィール】

代表取締役 高橋 康徳
高橋 康徳
㈱カウテレビジョン代表取締役
【事業内容】
1. 情報発信コンサルティング
・誇大表現せず
・分かりやすく
・共感を呼ぶ
情報発信サポート事業
2. 動画制作事業
3. モチアップ早朝勉強会事業
【経歴】
広島大学(理学部化学科)卒業後、テレビ西日本(フジ系)入社。報道記者として9.11米同時多発テロのNY特派員記者を経験。テレビ局時代の8年間でニュース約3000本を取材。現在は福岡・香港を拠点としながら、世界で活躍する経営者の取材をライフワークとし、インターネットTV局「カウテレビジョン」を九州最大規模にまで育てる。国立九州大学非常勤講師も務めるなど、そのユニークな経歴から大学・企業・自治体からの講演依頼も多い。2005年福岡市ビジネスプラン大賞、2010年九州アントレプレナー(起業家)大賞など。趣味:釣り、スキー、インタビュー。
2004年 創業
2005年 カウテレビジョン開局
2007年 株式会社カウテレビジョン設立
詳細プロフィールはコチラ
【賞歴】
2010年 ニュービジネス協議会
アントレプレナー大賞
 

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