異業種コラボ、成功の可能性とは?
投稿日時:2009/12/08上手くいく企業間コラボレーションとは?
「小さな会社同士が強み×強みでコラボすれば、グレイトなビジネスができるはず」
そう考える人って多いです。実際、僕もかつてはそうでした。

「異業種のコラボレーション」というコトバは、2000年前後に流行り始めた。当時の僕はまだ独立前で、報道記者として企業の「コラボ事例」を何本かニュースにしたものだ。が、あれから約10年。最近では「企業同士のコラボって結構失敗するね」という話をよく耳にするようになった。
コラボとは異なる企業同士が共同でビジネスを立ち上げたり、商品開発したり、リソースを共有したりする連携のこと。両社の強みを活かせたり、家賃が安くなったりと、一見、「イイコト尽くめ」のようだ。が、実際は、そうとは限らない。というのも、パートナーシップを組む企業間で考え方や企業文化が異なることが多いからだ。
たとえるならば、友達としては良い関係だったカップルが、付き合い始めた途端に違和感が芽生えるようなものだろう。
「金銭負担は減ったが、ストレスが倍増した」
「決断までのスピードが遅くなった」
「オフィス一緒にしたけど、結局1年で別々になった」
といった失敗例もよく耳にする。

実際、僕たちカウテレビジョンも当初は自社も含めて4社がコラボで関わる予定だったが、うち2社は事業から早々に撤退した。今は弊社が主体で展開しながら、残る1社カタオカキカクさんも「サポート役」という関与の仕方に留める現状になっている。もはやコラボレーションとは言えない状況だ。
僕の実感も「確かにコラボは難しい」なのだ。
そんな中、企業間コラボレーションを上手く実現しているのが、美容室のサラ(SARA)だ。その経営者である小林治社長(左の写真)にお話を伺った。
SARAは「美容室+カフェ」とか「美容室+スイーツ」といったコラボレーションを他社と共同展開し成功を収めている。例えば、先日オープンした福岡県新宮町の店舗は、「美容室」と「ケーキ店」が混然一体となったスタイルでレセプションに訪れた多くの関係者を驚かせていた。そこで見たスウィーツの美味しそうなことといったら・・・「空腹時には危険な写真」をご覧下さい。


(↑)超美味しそうなフロマージュ。クリックで画像拡大。

小林社長に聞くと、コラボ成功の秘訣は「2つの会社が力を合せて、"ファンを作っていこう!"という理念を共有するのに尽きる」という。お客様にとっては1つの会社(お店)に映るのだから、そこが足並みを揃えてお客様にファンになっていただけるように共に接していくことだという。なるほどです。
SARA小林社長(社長室No.105)のコラボの秘訣インタビューはコチラから
小林社長、とても示唆に富んだメッセージを、ありがとうございます。
(高橋康徳/株式会社カウテレビジョン)
■新・凡事徹底リスト
○ 早起き6時半時まで・・・5時起き!
○ 凡事チェック
○ がっちり握手!
○ さわやか元気に挨拶
○ 刺激に会う:ONOグループ小野社長、エニセンス熊谷社長
○ 家族、先祖に感謝
○ チーム、友人、客に感謝
○ お礼ハガキ/メール/FAX
○ 電話は3コール以内で出る
○ ちょっとイイトコ見つけて褒める
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