過去よりも今、何をやっているか?
投稿日時:2009/11/302009年11月26日(木)
「過去よりも今、何をやっているか?」
九州最大の学習塾、英進館の筒井俊英社長を訪問。

(↑)右から2番目が筒井社長。左端は同席いただいた高野さん。
■英進館と筒井俊英社長
英進館は言わずと知れた九州最高峰の学習塾企業だ。常時生徒数2万5000人以上というその社風は「体育会系」で有名なようだが、その社風とは、この筒井俊英社長のキャラクターそのもの(良い意味で)であるということが、今回の訪問で分かった。
僕の印象で筒井社長を表現させていただくと、「超A級のストイック社長」だ。
■超A級ストイックとは・・・
「お腹が空くまでご飯は食べない」
「九大医学部を主席で卒業すると決め、有言実行した」
「しかも全ての授業を暗記するつもりで最前列で聴講した」
「常に体を鍛え、常に腹筋が割れている(誰に見せるでもないが)」
「社内で社長に腕相撲で勝てる社員は1人か2人しかいない」
「ルームランナーは時速16キロで走る(普通人は時速8キロらしい)」
そして、極めつけはこれ。
「居眠りする姿を、家族にすら見られたことがない」
ソファでこっくりが至上の楽しみの僕には決してマネできない世界だ。が、スゴイ!こうしたストイック主義について取材を深めていくと、その先に「英進館の躍進の秘密」が見えてきた。
■生徒の心に火を点ける英進館の指導
学習塾というビジネスの性質上、合格実績こそが最大の業績・信用となる。そのためには生徒にどれだけヤル気を高めて継続的にハードな勉強をしてもらうかが命。だが、生徒の心に火をつけるためには小手先のテクニックじゃダメ。生徒はすぐ見抜く。真に心に火をつけるには、まず先生自らが自分に徹底的に厳しく学び研究し、己を高める姿勢を見せることだと、筒井社長は語る。
先生が頑張る姿を生徒に見せることによって生徒自身がその背中からオーラを感じ取り、影響を受け、「自分も勉強を頑張ろう!」と努力してくれるのだと。なので、大切なのは、
「過去よりも今、何をやっているか?」

「昔取ったなんとか」で、過去の栄光を見せても生徒の心は動かせない。「俺は昔、こんな努力をしたんだぞ」と語っても生徒の心には響かないのだと。
それよりも「今現在、何をやっているか」だ。先生が多くを語らなくても、やっている人の体からは「やってるオーラ」となって滲み出てくるものだと筒井社長は言う。なるほど確かに。
そして実は、この「ストイックに日々努力し続ける先生」の筆頭こそが当の筒井俊英社長自身なのだ。筒井社長は今でもほぼ毎日教壇に立っているという。その結果として英進館全体が火の玉のように熱く燃えてラサールや灘、開成といった超難関校への合格実績を次々と塗り替えてきたのだ。
単なる体育会系企業というよりも、とことん自分に厳しくストイックに人生を高め続けていこうという、英進館の真の社風に、初めて触れた気がした。実はインタビューではさらに詳細に伺った。目標設定術や生徒のモチベーションを高くキープし続けるための工夫など。時間があっという間に過ぎました。
筒井社長のインタビューは12月上旬オンエア予定です。
※今日は医療機器販売で九州No.1のシェア・300億企業のキシヤ末石藏八社長のDVDで勉強した。営業マン数人の会社だったキシヤを、300人の会社へと成長させてきた末石社長。自分自身がスーパー営業マンであるだけでなく、その営業スキルを組織化してきたからこそ、今のキシヤがあるという。何度見ても勉強になる話だ。末石社長ありがとうございます!
■新・凡事徹底リスト
◎ 早起き6時半時まで
○ 凡事チェック
○ がっちり握手!
○ さわやか元気に挨拶
○ 刺激に会う:英進館の筒井俊英社長
○ 家族、先祖に感謝
○ チーム、友人、客に感謝
○ お礼ハガキ/メール/FAX
○ 電話は3コール以内で出る
○ ちょっとイイトコ見つけて褒める