上海で感じた日本の過去と未来
投稿日時:2009/09/24おはようございます!さぁ休明け、張り切っていきましょう!
この連休は上海に行ってきました。弊社制作チーフの田中俊輔と2人で「視察がてら」の旅です。上海のエネルギーを肌で感じてきました。去年の北京五輪、来年の上海万博を控えて、中国経済が最高潮に達しようというタイミングで、どうしても一度その現場を見ておきたいと思って決めた視察旅行でした。

僕が3日間で感じた印象の1つは、まだまだ大半の上海人の興味の中心は衣食住にあるということ。とにかく「食うために働く、着るために働く・・・」という基本欲求を満たすエネルギーだ。もちろん一部のスーパーリッチの存在は否定しないが一般人の生活レベルで考えると、ということ。かつて戦後日本にもこういった時代があり、そこからひと山越えてきたのだということを初めて実感した。


では、「ひと山越えた向こう」に一体どんな国民生活があるのか?というと、そこが目下の日本が懸命に国を挙げて模索しているところだろう。人口や経済の分野で右肩上がりの成長曲線が望みづらくなった中で、「豊かさ」の定義そのものを見直す時期にきている。
そういう意味では、我々企業家がその「新時代の豊かさ」の価値観を現代日本に提示していく立場をも担っているのだ。鳩山さんにも頑張ってもらいたいが、あくまでも主体は自分たちにあり、自分が社会を変えていくぞ!という気概はいつの時代でも普遍の価値であろう。さぁ、今日から気分新たに頑張ります。
(高橋康徳/株式会社カウテレビジョン)