大濠公園でのハプニング
投稿日時:2009/07/09◇2009年7月9日(木) 曇りそろそろ梅雨明けかな?◇

夜になって雨が上がったので「COWTVナイトジョグクラブ」開催。美ジョガー目指して(意味がわからない方のための説明→☆)夜の大濠公園をジョギング。1周2キロのコースを周回する。
■まだ地獄を知らない
今日の目標は「とにかく4キロ、一度も歩かずに完走すること」と定めた。今までは700m走って300m歩くペースだったので今日は長めの目標設定。ゆっくりでいいので長く走れるように。いわゆるLSD(ロングスローディスタンス)だ。しかし、この目標設定が後に僕自身の「地獄」を演出することになる。
参加者はジョグ部長の元吉賢司と田中俊輔と僕の3人。大濠公園は100メートルごとに「地点マーク」が書かれている。さらに50メートルごとにキャラクターのマークがあるのがイイ。今キロ走った、あと何メートルだよ!と教えてくれる。走り始めは好調だった。500m、1000m、1500m、と進んでいく。「おお、もう2キロか。楽勝じゃん!」
■油断大敵!
と、思った矢先、残り1500mのあたりからなんだか横腹が痛み始めた。徐々に増していく・・・やがて猛烈に痛みはじめた。い、痛い・・・1歩1歩走るたびにジンジン響く。定めた目標があるので我慢して走り続ける・・・けど、くるしい・・・いや目標が・・・思考は同じところをグルグル回る。周りの全てのものが恨めしく見える。

残り1000mが地獄だった。仲間も僕に合わせてペースを落としてくれているようだ・・・が、そんなことに感謝する余裕はなかった。50mごとのマークがなかなか減らない。残り1400、1350、1300、1250、苦しい時間は「永遠」に感じる。
苦しみと、目標との狭間で葛藤しながらも、1歩ずつ歩を進めていき、残り300、250、200、150、あと100!50!ラストスパート!と、思った瞬間!ハプニングが起きた。
■腹痛よりも痛いもの
ポロリ!
走っていた左目からコンタクトレンズが落ちて転がったのだ。うわ!と思うのも一瞬。ポロンポロンと転がって落ちていったが何せ走ってるので特定しづらい。
こうなると、不思議なもので腹の痛さも忘れてしまう。人は何て現金な生き物か。コンタクトのない生活の痛さが腹の痛さに勝ったのだ。夜の街灯しかない暗がりのジョギングコースに這いつくばってコンタクトの大捜索活動が始まった。仲間の2人も一緒になって探してくれる。有難い!だいたいの場所がわかっているとはいえ暗がりなので見つかる可能性は決して高くはない。さらに、後ろからは次々と後続ランナーが走ってくる。もし、パリっと踏まれたらその瞬間すべてが終わる。暗がりに這いつくばる3人の姿はナイトジョガーたちにとって奇妙な光景に映ったことだろう。
そして、腹の痛さも手伝って、もはやダメか?と諦めかけたその瞬間・・・
■そして伝説へ(←ドラクエ3から拝借)
「あった!!」
お?
「コレじゃないですか?」
俊輔の指の先を見ると、アスファルトの上にうっすらブルーに光るコンタクトレンズが凹面を上にして座していた。おおお!ありがとう俊輔!賢司!発見だ。これでまた明日から滞りなく人生を送ることができる。大感謝です!そう思った瞬間、腹の痛みを思い出した。イテテテテ。
というわけで、目標4キロの最後の最後の50メートルでストップ。つまり全体の98.75%で残念ながら目標達成ならなかったが、それ以上の別の「温かいもの」を得ることができた。4キロ走破はまた来週にリベンジだ!!
こうして、コンタクト伝説に新たな1ページが加わった。(過去の伝説はこちら→☆)
(高橋康徳/株式会社カウテレビジョン)
※あなたの人生の伝説となる(かもしれない)イベントはこちらから→☆