最高の人生は「振り子」が決める
投稿日時:2009/07/04◇2009年7月4日(土)◇ 晴れ
人生の充実は振幅の大きさ
人間誰しも充実した人生を送りたいもの。ではどうすれば?その1つのヒントとなる言葉を、ピエトロの高橋常務から教わった。「人生の充実は振幅の大きさが決める」と。大きな苦労や失敗があるからこそ、成功した時の感動も大きくなる。
■本能と充実は対極にある

人は本能的にエネルギーをセーブしたがる生き物なのだそうだ。生存本能。だから苦労なしの成功を期待する。が、実際小さな努力であっさり成功してしまうと物足りない。感動が小さい。充実度が足りないのだ。これはまさに振幅。
確かに、毎日会う多くの成功社長たちもチャレンジにチャレンジを重ねる中で数え切れないほど失敗してきた人ばかり。天才肌と言われる「博多一風堂」の河原社長でさえ中国進出では苦渋を舐めた。だからこそ今のニューヨークでの成功の喜びはひとしおだろう。また、「ストーンマーケット」の中村社長もブティック経営で失敗した後の失意の旅先でアクセサリーという今の130億円ビジネスと出会った。
「成功は失敗の数」とはよく聞く言葉だが、これを展開すると、「失敗の数が人生の充実度に比例する(ただし途中で諦めなければ)」ということだろう。昨日書いた「一貫性と人間力」ともシンクロしてて面白い。
尊敬される会社や社長の共通点は「一貫性と継続力」。単調な繰り返しの作業を飽きることなく、コツコツ毎日やり続けてきた人が成功を勝ち取る。ブランドも振幅の結果ということだ。
(高橋康徳/株式会社カウテレビジョン)