オムツの「選択と集中」ってスゴイ!
投稿日時:2009/06/19おはようございます!高橋です。
今年はウシ年なのでCOWTVはトシオトコ(会社?)です。
ちなみに高橋はネズミ年なので2年連続トシオトコです。
◇2009年6月19日(金)◇ 梅雨入りしたけど毎日晴れてます

オムツだって「選択と集中」
早朝勉強会ステップアップ20に参加。
教材はカンブリア宮殿の「ユニ・チャーム」。
マミーポコ、ムーニーマン、オヤスミマンなどの紙オムツブランドで知られる同社は、紙オムツの市場シェア43%。ランチェスター法則による「首位独走のための安定シェア目標値」である「41.7%」を超えた、圧倒的No.1という位置づけになる。年商は3520億円。
しかし、規模こそ圧倒的だが、この会社のやっていることを原理原則で分析すると、我々小さな会社が実行すべき「絞込みによるブランド戦略」を地道かつ着実に実行していることが分かる。
■「商品」の絞込み(勝手な分析)
まず商品の絞込みについて。ユニ・チャーム社は市場を「紙オムツ」という分野に絞り込んでいるようだ。「No.1」として経営が安定する目標値41.7%を取ることを目指していることが数字から伺える。子供用紙オムツ43%、大人オムツ45%・・・狙いすましたように41%を超えるシェアを獲得している。
■「客層」の絞込み

次に客層の絞込みについて。
同社の客層は「紙オムツユーザーの保護者」だろう。赤ちゃん用紙オムツは「母親」がターゲット、老人介護用オムツは「介護士」が、ペットオムツは「飼い主」がターゲットのようだ。顧客へのアプローチ(営業)の一例として、介護士を対象とした大人用紙オムツセミナーのシーンが印象的だった。
■「絞り込み」の効果
こうして「商品」と「客層」を絞り込むことによって、いったい何が起きるのだろうか?それは・・・
「どうすれば紙オムツを、目指す顧客が買ってくれるか?」
という、極めてシンプルな「課題」が見えてくる。ユニ・チャームの社員たちは「どうすれば紙オムツを目指す顧客が買ってくれるか?」をひたすらに突き詰めていくからこそ強いのだろう。同社の社長も番組の中で言っていたが、まさに「選択と集中」の効果だ。
小さな会社も勉強になる、「1つの分野に絞込み、トップシェアを取る」の良いお手本だ。
■余談・・・紙オムツも売ってるのかな?やまぐち薬局をご紹介
「紙オムツ+お手本の会社」で思い出した。
茨城県の小さなブランド企業、やまぐち薬局をご紹介します。やまぐちさんは、先日の「小さな会社のブランドセミナー」で紹介されるほどの地方の小さなブランド企業です。その取り組みがユニークで、かつ、ミッションに満ちていると、全国から注目されている「小さな薬局」なのです。
例えば、同社のURLはgenki-ageruyo.comである。「元気あげるよ!」という会社のミッションがそこに表されている。「URLは会社名」というのが世の大半の中で、この1点だけ見ても価値ある会社だと感じる。(他にも同社の工夫がたくさんあるそうですが、それは直接ご本人のブログなどでチェックPlease!)
◆やまぐち薬局のブランド戦略をヘルプしてる村尾隆介氏のホームページはコチラ
それでは、今日も一日楽しんでいきましょう!
多大なお褒めありがとうございます!地域に根ざしてるやまぐち薬局では、もちろん紙おむつも取り扱っております。今後とも宜しくお願いいたします。
2009/06/19 15:45 | やまぐち薬局 山口浩司
☆山口さん、こんばんは!
紙オムツも取り扱っておられるんですね~。
いつかお会いできる日を楽しみにしています。
益々のご活躍を!
2009/06/19 22:32 | TAKA