ロングヘアーカンフーマンはコンテンツ連動広告の手本
投稿日時:2007/06/16■面白い動画コンテンツ
久しぶりに面白くて、クオリティもかなり高い動画を発見しました。しかも、ただの動画ではありません。その「ただものでない理由」は後で書きます。その前にコンテンツをどうぞ。↓
そのストーリーとは、「ありえないくらい髪の長い青年がカンフーマンとして活躍する」という架空のストーリー。その設定自体バカバカしいと思いつつも、つい見てしまう面白さがあります。
シリーズは1分前後の短編で、VTRの最後に必ず決めゼリフとして、「髪があるって素晴らしくないですか?」という、著作元の万有製薬(株)からのメッセージが現れる。ナイスです!
で、冒頭で書いた「ただものでない」の理由。それは、コンテンツと広告が連係プレーをしていること。これは大注目に値する。ネット時代のCFモデルを革新させるといわれる「コンテンツ連動型広告」だ。
■コンテンツ連動型広告
コンテンツ連動型広告とは、番組や紙面の企画内容と連動させながら商品やサービスの広告を行う、新しいタイプの広告手法のことを指します。これまでのような「広告のための広告」とは一線を画し、そのコンテンツ自体にドラマ性、エンタメ性、学びなど、商業価値以外の要素を含みながら、「結果として広告になっている」というもの。
■従来型の広告との違い
「コンテンツ連動広告」と「従来型の広告」の違いとは何か?
・コンテンツと連動するため、広告特有の押し付け感が減る
・入り口がコンテンツなので、より広い客層を開拓する可能性が生じる
・ただし、制作コストは割高になるケースが多い など。
■コンテンツ連動型広告の市場規模
コンテンツ連動型広告は、2009年には800億円にも達する見通しだという予測が、CNetJapanのバックナンバーに載っていた。これはあながち大げさな数字とも言えないだろう。
カウTVが目指しているの世界も、まさにこの「コンテンツ連動広告」だ。そういう意味でこのロングヘアーカンフーマンはエンタメ要素をふんだんに盛り込んだ理想的な「コンテンツ連動型広告のお手本」と言えるだろう。