「テレビを見てイメージが変わった」の本質を考察してみる
投稿日時:2007/05/26■カウTV視聴者の声
カウTVのメインコンテンツ「社長室101」は福岡の経営者に次々と突撃するインタビュー番組だが、大勢の会社経営者にインタビューする中、視聴者から時々こんな声が聞こえてくる。
感想A 「あの社長、意外と誠実そうですね」
感想B 「面白い社長さんですね、見かけは怖いけど」
感想C 「もっと頑固そうな人かと思ってました」
人の感じる「イメージのギャップ」とは、どこから来るのだろうか。
■イメージのギャップは「思い込み」と「現実」の差?
たいていの場合、最初に持つイメージは何らかの媒体でその人の一面を知った側が、勝手に「きっとこうなんだろう」などと少ない情報で思い込み的にイメージを作り、その後、テレビを見たり、直接会った時、「意外と○○ね」のリアクションが生まれるようだ。
この【イメージが変わった状態】を分析してみると、何かが変化したというよりも、単に「情報が増えたことで、その人についてもっと実像に近いイメージが掴めた」と言い換えれるような気がする。 つまり、イメージは「変わった」のではなく「より鮮明になった」だけではないだろうか。
※社長室101「若竹屋酒造場」より 商品作りインタビューで評判
■インタビューで「イメージが下がった」はゼロ
現に、これまで出演いただいた社長について、「インタビューを見てがっかりした」とか「イメージが下がった」という声は一度も聞いていない。つまり、経営者は、その商品や人となり、活動などに自信がある場合、どんどん情報を出していった方が相手に共感される可能性が高まるのではないだろうか。
■興味深い研究テーマ
「露出量と共感点は比例する」という説は、まだ荒い。仮説の域も出てはいない。ただ、僕らがネットTV事業を営む実践の中から得た実感でもある。もっと追求してみようと思う。
誰か「イメージ作り」について研究している専門家がいらしたら、ぜひご紹介ください。カウTVを活用して共同研究させてもらいたいと思ってます。
さて、あなたは自分がどんなイメージで見られているか知っていますか?