高収益の書店に学べ!
投稿日時:2007/02/13■高収益の書店に学べ!
6時起床。まだ暗い中、会場の商工会議所に車を飛ばす。
7時。金曜恒例の早朝勉強会「ステップアップ20」に参加。
お題は「高収益の原動力~アークブックセンター」のビデオ。

↑こんな感じで勉強会は行われます。朝食付き!3回で5000円。
ここからはいつも通り「記者メモ再現筆記」です。
☆本だけでなく、映像でも、紙でも、CDでもいい
「お客様に情報提供することを仕事とします」→ランチェスターの商品戦略とは逆か?
→活字にこだわらず売上げを伸ばし続けている(らしい。1997年当時)
☆出店コストは約2億円
☆「お客様の近くにあること」「大型であること」
→商圏3万人の大人から子供まで広くターゲットとした
☆200坪の店舗スペースに対して正社員4人、パート28人
→レジをCDも本も全て統一することで効率化+セクショナリズム対策
☆書籍の市場規模2.6兆円(1996年当時)
CD、文庫との複合化、大型化が進んでいる
業界の売上総利益率21.6%をこの店では33%にまで高めた
☆こまめに掃除する
☆社内システムを開発(社長と現場をつなぐシステム)
→システム導入の目的は「社員の作業量を減らすため」という
※社長は以前コンピューター会社に勤めていたので自作できた
☆雑誌とコミックが売上げの半分→これを「主食」と呼ぶ
→全巻並べる、ストックも常に用意、売れたら即補充、他の商品棚を使ってでも
→インテンションをしっかりキャッチする仕組み
☆お客様第一、常に明るく、前向きに接します

↑この勉強会の主催者の古川社長(福一不動産)と並河さん
☆前日の売上げや人件費を紙に出力して社内に公開する
→店長の仕事の合理化・効率化に役立っている
☆田中茂雄社長
「あいまいな表現は使わず、できるだけ数値化して話す」
→×品揃えを良くしよう!、×きちっとやれ!
→前年比○%アップ、○冊、○分
→店長は客観的基準を作る→本部は任せたらあれこれ言わない
↓
ただし、各店長は自分で目標を立てて月に1回社長と面談する
(自主性、コントロール感づくりか)
☆パート・アルバイトに棚を任せる、在庫管理をさせる(参加感)
死体置き場・・・本は鮮度が大事、売れ残りを常にチェック
棚担当パート「売れない新刊よりもロングセラーを置きます」

↓
任せたら失敗してもガミガミ言わない ※任せたら任せ切る
☆人がやる気を出すには「上司が部下の能力を認めること」
→上司は監視役でなく、部下が仕事しやすい環境づくりをしよう
☆ES(従業員満足)とCS(顧客満足)の両輪で経営は高まる
===================================================================
■ここからノエビア高橋さんのレクチャー(会社紹介)
☆株式会社ノエビア 1978年創業 貿易商の社長が薬草化粧品会社として設立
☆ノエビアのコンセプト「自然を科学する」
→飛行機と女性パイロットのCMの意味
(1)社長が元航空自衛隊のパイロットで航空機フリーク
(2)女性パイロットはカッコイイ働く女性のイメージ

↑ノエビア高橋さん(同名のよしみで仲良くしてもらってます)
☆ノエビアの社名の語源
スペイン語で「ノビオ(男性たち)」「ノビア(女性たち)」
→これを合わせた造語「ノエビア(恋人たち)」の意味らしい

↑ノエビアがM&Aした常盤薬品「眠眠打破(抹茶味)」
■ここから参加者からのビデオの感想
☆西部ガス吉田さん「事務の効率化という言葉が響いた、気になるキーワードだ」
☆マレーネ飯田社長「上海やヨーロッパに比べて日本は本屋が多い、利益率21.6%で大丈夫?」
☆福一不動産田中さん「バイトに任せることで仕事を覚える」
「クレームを聞き入れるのも凄い(ビデオが映らないという客への対応)」
☆福一不動産広瀬さん「『何を仕入れるかより何を返品するかで悩む』のコメントが印象深い」
☆ノエビア高橋さん「ジュンク堂とのコラボで女性従業員が即決→対応の早さに驚く」
■高橋の感想
今日のビデオで一番響いたのは「任せたら任せ切る」の一言。
一旦任せたはずの仕事でついつい口を挟んでしまう自分がいる。修行が足りん!
あと、同じテーマを繰り返しやることで頭に入る『知る』と『やる』は天地の差。
それと他社の会社の由来や社名の語源を聞くのは楽しいですね。理念や想いが透けて見える。
それから、スピードが高まればそれだけ経済は回り景気が良くなるということ。
日本が中国に押されている理由がスピードにあることを上海に行って思い知った。
自社の決断はなるべく早くしようと心に決めた勉強会でした。
カウTV(社長インタビュー47連発)はコチラから
人気ブログランキングにもご協力下さい
■今日のモチマネワード
モチマネワード463:高収益の書店に学べ!
スポンサーサイト