社員旅行におもう
投稿日時:2016/02/29
社員旅行です。沖縄です。
2015年の目標達成のご褒美です。
今日のブログでは
「社員旅行への想い」をつづります。
カウテレビジョンは創業12年目ですが、過去に社員旅行を実施したのはわずか2回。今回が3回目です。その理由は、①そもそもしっかり利益を出せる企業体質でなかったことと、もう1つ、②ワンマン社長だったぼくが社員旅行にあまり乗り気じゃなかったことが最大の要因でした。
転機は、2011年6月でした。
「あなたにはついていけません」
あるベテランクルーから告げられたこの痛烈なメッセージによって、ぼくは自分自身の「人としての在り方」を問い直す必要性に迫られたのです。そして「ワンマン体質を脱却せねばならない」と強く意識させられることになりました。
暗中模索する中、2013年に決定的な出会いがありました。グランドビジョン中尾社長のお誘いでフォーバル大久保秀夫会長とご縁をいただいたのです。
そして大久保秀夫塾で2年半、経営者としての「在り方」と「やり方」を必死に学びました。塾の宿題に追われながらも「学び」を愚直に実行していくと、信じられないほど社内の権限移譲が進んでいきました。気がつくと、クルーが「自分の会社をよくしよう!」と本気で考える雰囲気が生まれていました。おかげで、今ようやくカウテレビジョンは少しずつ利益も出るようになりました。
振り返ると、ワンマン時代は社長ひとりがあらゆる権限を握りしめ、毎月の業績に一喜一憂していました。「べき論」を振りかざし、社長の「常識」を押し付けていました。社員は「やらされ感」満載でした。ぼく自身が彼らの可能性に蓋をしていたのです。
クルーが当事者意識を持ち、可能性に目覚め、会社の未来を自分の手で変えていくんだ!という推進力が生まれたことで、企業体質まで別モノになりました。
「自分と他人は違う」
「べき論で人は動かない」
「人は自分が決めたことには本気になれる」
と思い知らされたのは、まさにこの頃でした。
今、ぼくが考える「社長の仕事」とは、高い理想(大きなコンセプト)を描くこと。それはクルーが自分自身を内側から動機付けできるような(=使命感を感じるような)、社会性の高いコンセプトである必要があると信じています。
そういう意味で今回の社員旅行は、クルーみんなにとって「目標達成のご褒美」であるだけでなく、もう1つの解釈として、「自分で決めて達成する喜びを確かめ合う場」でもあったようでした。
「人は自分が決めたことには本気になれる」
ありがとうございます。
2016.02.29
髙橋康徳


