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広島アンデルセンのスゴイ朝

投稿日時:2014/09/19
広島は、大学時代を過ごした第二の故郷。
今でも時々広島に出張します。

広島・本りのすごい朝

広島での朝食の定番は「本通りアンデルセン」です。
店内に数ある席のうちベストチョイスは、本通りに面した角のテーブル。
なぜなら、その席でしか見られない「ある光景」があるからです。



その光景がこれ。



「一心不乱に看板を磨くスタッフ」の姿です。

広島市民から愛され、長い歴史を誇るアンデルセン。

僕が学生だった20年前からいつ見ても店は大繁盛ですが、
お店の入り口でひときわ存在感を放っているのがこの「金の看板」です。

その看板が何十年にもわたって毎日ピカピカな状態で
お客様を出迎えてくれる陰に、こんな努力があるんですね。流石です。



ところで、この光景で思い出すのは、東京ディズニーランドの話。

ディズニーランドのマニュアル

TDLでは様々なマニュアルやルールがあるそうですが、その1つに、メリーゴーラウンドの馬に乗る時に子どもがつかむ「真鍮の柱」をピカピカに磨き上げるのが毎晩閉園後の日課だそうです。ポイントは、「どのレベルまで磨くのか?」というマニュアル。その基準とはなんと、「ディズニーランドが最初にオープンした時の新品ピカピカレベルまで」だというのです。

毎日、何千人ものゲストがこの「真鍮の柱」を掴むので、夜には真っ黒になります。しかし、その柱は翌朝にはピッカピカに磨き上げられてふたたびお客様を待ち受けるのだそうです。スゴイですね。これまた流石です。

アンデルセンの金看板はTDLと同じだと。大切にすべきポイントが明確になっている。

一軒のパン屋さんから始まって、レストラン事業、そして複合ビル事業へと発展してきた広島の名店アンデルセン。その発展は、こうした日々のコツコツに支えられているのですね。

広島アンデルセン
http://www.andersen.co.jp/andersen/hiroshima/

広島モチアップ
http://www.motiup.jp/index.html

2014.09.19
高橋康徳
株式会社カウテレビジョン

新・新・ 凡事徹底リスト
○ 個人理念チェック
○ 早起き6時まで
○ 凡事チェック
○ 体重計に乗った?
○ がっちり握手
○ 上機嫌でいる
○ 刺激会う:広島モチアップの皆さん
○ 家族、先祖に感謝
○ チーム、友人、お客様に感謝
○ お礼ハガキ/メール/FAX
○ 寛容の精神を心がける

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過去の苦境の告白

投稿日時:2014/09/11
僕とカウテレビジョンの最近のキーワード「東京」「10周年」「挑戦」にちなんで今日のブログでは「今だから言えること」を告白します。2005年。起業してようやく1年が経つ頃、まだまだ売上が安定せず先行き不透明な中で、「精神的ピンチ」に陥った時のエピソードです。

回想記。

創業して1年。まだカウテレビの売上がゼロ円だった頃、僕はテレビ局の外注ドキュメンタリー作家として食いつないでいた。そんな中の2005年春、僕はテレビ東京系列のドキュメンタリー番組を制作した。その企画とは、火山の噴火で全島避難を強いられた三宅島(東京都の離島)の住民が、避難命令の解除を受け、都内の仮住まいから帰島する。その様子をある家族に密着して番組にするという内容だった。

2005年春 三宅島にて
上陸直後の三宅島 2005年春

島は荒れ果てていた

ガスマスクを用意して入った三宅島。火山ガスが多い地区は、3年間の住民不在で荒れ果てていた。民家の窓は破れ、トタンはめくれ返り、草木は生え放題。民家の壁にはスプレーで「SOS」「もう生きていけない」と落書きが・・・絶望感が島を覆っていた。

そんな中、独りレンタカーを走らせ取材していると、僕の中で悶々とした感情がわいてくる。自分自身の苦境と島の状況がシンクロする。この先、自分は、家族は、会社は、どうなるのだろうか・・・不安が交錯し、思考が同じ所をグルグル回る。いかんいかん!!と前向きに考えようとするが上手くいかない。悶々・・・今だから言えるが、「よからぬこと」も考えた。

今思う。
あの時、僕を支えてくれたのは、福岡で帰りを待ってくれる妻と、仲間たち、お客様の存在だった。こうした「帰れる場所=拠り所」があったからこそ、僕は苦境で捨て鉢にならず、なんとか帰還することができた。本当に有り難かった。

ピンチを乗り越えた頃の自分
創業期のピンチを乗り越えた頃。まだ笑顔がぎこちない?

あの頃の自分が大勢いる

あれから10年が経った今、社会には当時の僕と似た状況で苦しんでいるビジネスマンが大勢いるようだ。上司も部下も、社長も社員も、学生も。それぞれの立場で不安にかられる人が増えている(気がする)。

・会社の期待に応えられず苦しむ社会人
・不安定な業績に一喜一憂する社長や部長
・親や学校のプレッシャーに押しつぶされそうな若者
・就職活動の不調で自信を失う学生

しかし一方で、彼らは本当にこの先も結果を出せないままかというと、そんなことはない。ほんのちょっとのきっかけで好転する事例も数々目にしてきた。

解決策は「安心できる拠り所」

では、この社会問題の解決策とは?
求められるのは、「安心できる拠り所」だと思う。10年前の僕にとって、妻・仲間・お客様がそうだったように、「大丈夫だよ、いつでも戻っておいで」と言ってくれる航空母艦のような場所が必要なのだ。「自分のことを大切に思ってくれる人」「求めてくれる人」の存在に気づくことで、人はエネルギーを補給し、再度チャレンジできる。そして、そのチャレンジの先にあるのが「成果」なのだ。つまり、「成果の母はチャレンジ」だが、その前に「チャレンジの母は安心」なのだ。

実は、カウテレビジョンが2年前から取り組んでいる「朝のモチアップ」は、そんな「社会の安全基地」的なインフラを目指している。今、出口が見えずに苦しんでいる人たちの姿に、僕は「かつての自分」を感じ、そんな彼らに「大丈夫だよ!」と声をかけたいと思っている。

2014.9.11
三宅島以来の東京生活にて
高橋康徳

参考リンク:朝のコミュニティ「モチアップ」
http://www.motiup.jp/

カウテレビジョン10周年 感謝の集い


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代表取締役 高橋  康徳のブログ

高橋 康徳【プロフィール】

代表取締役 高橋 康徳
高橋 康徳
㈱カウテレビジョン代表取締役
【事業内容】
1. 情報発信コンサルティング
・誇大表現せず
・分かりやすく
・共感を呼ぶ
情報発信サポート事業
2. 動画制作事業
3. モチアップ早朝勉強会事業
【経歴】
広島大学(理学部化学科)卒業後、テレビ西日本(フジ系)入社。報道記者として9.11米同時多発テロのNY特派員記者を経験。テレビ局時代の8年間でニュース約3000本を取材。現在は福岡・香港を拠点としながら、世界で活躍する経営者の取材をライフワークとし、インターネットTV局「カウテレビジョン」を九州最大規模にまで育てる。国立九州大学非常勤講師も務めるなど、そのユニークな経歴から大学・企業・自治体からの講演依頼も多い。2005年福岡市ビジネスプラン大賞、2010年九州アントレプレナー(起業家)大賞など。趣味:釣り、スキー、インタビュー。
2004年 創業
2005年 カウテレビジョン開局
2007年 株式会社カウテレビジョン設立
詳細プロフィールはコチラ
【賞歴】
2010年 ニュービジネス協議会
アントレプレナー大賞
 

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