感性を鍛える方法って?
投稿日時:2009/07/237/31(金)福岡「個人ブランドの作り方セミナー」by R.murao+COWTV
◇2009年7月23日(木)◇ 晴れ
「感性を鍛える方法」

興味のあるテーマです。「感性」とは天性のものか?鍛えることができるものなのか?私は後者だと信じてます。そんな矢先、アニーグループ(石の癒チェーン40店舗などを経営)の二枝たかはる社長から紹介いただいたある人物から、感性について面白い話を聞かせていただいた。
その人物とは、武田鉄矢(海援隊)や井上陽水、椎名林檎などの人気歌手を世に送り出してきたという野見山實(のみやままこと)さんという方。昭和50年代の音楽業界の人なら知らぬ者はいないほど有名な方だそうです。野見山さんはRKBの人気ラジオ番組「スマッシュイレブン」のプロデューサーという立場で、歌手のダイヤの原石を目利きし、世に送り出す役目を担い続けてきたという。現在は一線を退かれていますが、その功績にあやかろうと未だ多くの人がその門を叩き続けているほど、業界に偉大な足跡を残した人物です。
その野見山さんと二枝社長と私の3人で、とある企画の打合せをすることになり、先日、川端のレストランでご一緒させていただいた。その話の中で出てきたのが冒頭で書いた「感性の高め方」というお話だった。
■鍛え方その1.「目線は低く誰とでも付き合う」
野見山さんは感性を鍛え続けるために、プロデューサーという立場でありながら、RKBに出入りしていたアーティストの卵の学生たちと接点があったという。ここで野見山さんがスゴイのはその付き合い方。収入が安定している野見山さんに対して、お金のないアーティストの卵たちに対して、食事はおごりながらも、目線は彼らに合せて決して上からではなく対等な付き合いをしたという。その結果として、学生たちから斬新な価値観が次々と飛び込んできたという。「野見山さん、知ってますか?この歌手スゴイですよ!」その多くは、年上の野見山さんの感性にとても引っかかりそうにないものばかりだったという。だが、そこに偏見を持たず彼らの声に耳を傾けながら感性に触れていくことで次第に感性が鍛えられていったのだと、野見山さんご自身は分析しておられた。
■鍛え方その2.「出世した人に対していつまでも偉ぶらない」
そうして時が流れる中で、上に書いた武田鉄矢、井上陽水、椎名林檎など、スターダムへとのし上がっていくアーティストが出始めた。普通の人なら、そんな時、「オレが世に出してやったんだぞ」とその歌手に対していつでまでも恩着せがましく偉ぶってしまいそうだが、野見山さんは違う考えを持っていた。「成長した彼らに対して偉ぶると、彼らは僕に対して会いたくなくなるだろう。昔の彼らではなく、今の出世した彼らとして、体等に付き合うべきだ」そう考えていたという。その結果として、今でも武田鉄矢さんや井上陽水さんと良いお付き合いをできているのだという。
話をまとめると、感性の高め方にはこの一通りではないだろうが、1つ確かに言えるのは、感性を高めるために「勉強熱心であること。誰に対しても謙虚であること」がとても大切なことだということ。偉大な先人の軌跡を辿るのはたまらなく面白い。百科事典を一冊読むような情報の深さと広がりを感じる。
(高橋康徳/株式会社カウテレビジョン)
ところで、野見山さんのような「サラリーマンでありながら個人としてのプランド力を持つ人」に憧れませんか?僕は会社員時代から憧れてます。社長でも会社員でもそこは同じ。そんな「個人ブランド」を鍛えるためのセミナーが、来週の金曜日(7月31日)に弊社主催で開かれます。場所は福岡市天神。講師はあの「小さな会社のブランド戦略」でおなじみのブランドスペシャリスト村尾隆介さんです!福岡の皆さん、このレアな機会をお見逃しなく!!面白さは高橋の保証付きです!ていうか僕が一番期待してるかも・・・。個人ブランドセミナーのお申込はコチラからどうぞ