◇2009年6月25日(木)◇ 晴れ
あなたの会社は新卒採用中心ですか?
それとも中途採用が中心ですか?
■COWTVが新卒採用である理由

COWTVは創業当初から、「原則として新卒中心!」というポリシーで運営されてきました。周囲の先輩社長たちからは「新卒は育成に時間がかかる。初期のベンチャーには即戦力の中途採用が向いてるよ」とのアドバイスもいただいた。が、僕の考えは少し違った。
「新卒には既卒にはない純粋なパワーがあり、それを経営者やリーダーが上手に引き出せば中途採用を上回るパフォーマンスを発揮する」
と僕は信じています。まだ道半ばですが、そんな新卒の仲間たちとCOWTVは創業以来5年間、右肩上がりの成長を続けてきています。
■そのポリシーを打破したウーマン
ここまで「ポリシー」を述べておきながら前言を覆すようなのですが、その「COWTVは新卒特化」の方針を真っ向から打ち破って、このたび弊社に入社してきた「ある女性」がいます。

彼女の名前は篠原万樹絵(しのはら まきえ)。福岡の大学を卒業後、福岡の財界人なら知らぬものはいない超優良企業の「ふくや」さんで4年間働いた後、どうしても果たしたい夢だった1年間のフランス留学のためにふくやさんを円満退社。今年3月末に帰国。そしてCOWTVの門を叩いたのです。
しかし、彼女の採用はこの「キャリア」が決め手では決してありません。「彼女からの熱狂的なアプローチに、COWTVクルーが惚れた」と言った方が適切でしょう。
■篠原のアプローチとは?
彼女の一次試験は金曜日でした。そこで非常に難しい課題が与えられました。
「今日から1週間後の来週金曜日にあなたに、僕らCOWTVクルーの前で15分間のプレゼンテーションを行っていただきます。プレゼンテーションのテーマは『カウテレビジョンとは?』です。ネット上に公開しているどんな情報を調べていただいても構いません。15分間で僕らによく分かるプレゼンをして下さい」
まだ入社前の新人に自社を紹介するプレゼンをやれなんて、ある意味無茶なお題です。というのも、当時の僕らは新卒にこだわる余り、中途には非常に厳しい壁を提示する傾向があったのでした。
ところが一週間後、彼女は凄いプレゼンをやってのけました。その内容とは、まるでCOWTVの社長かのような自信に満ちた、しかも、僕らの歴史を知るものしか話せないプレゼンでした。そこには彼女の仕事に臨む姿勢とCOWTVに人生を賭けたい!という情熱が満ち溢れていました。しかし、なぜ彼女はそんな立派なプレゼンができたのか?聞くと篠原は、与えられた一週間の間に、僕が5年間書いてきたブログ記事を過去5年分にわったって500本以上すべて読破し、さらにCOWTVのWebページを隅々まで見てきたといいます。それがウソでないことは、プレゼンテーションの情報の濃さから十分に伝わってきました。
■圧倒的な練習量
しかも、「プレゼンテーションの経験は?」と聞くと、「パワーポイントを使うのも今回が初めて」という。ではなぜ??実は彼女、この日のために、母親を相手に100回近く練習をしてきたというのです。
そこまでされて、「いや、うちは新卒中心だから・・・」などと野暮なことを言えるはずがありません。プレゼン終了からわずか約1時間後、篠原万樹絵の3ヶ月間のテスト採用が決定しました。いやはや、この彼女の人生を賭けた凄まじい執念、僕の文章から上手く伝わりますでしょうか?

今、篠原万樹絵クルーは3ヵ月後の正式採用に向けて全力で走っているところです。というわけで、COWTVの前例を破った彼女に、ぜひ注目してあげて下さい。もうすぐCOWTVの表舞台にも登場する予定です!!
(高橋康徳/株式会社カウテレビジョン)
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