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挑戦者マインド

投稿日時:2005/11/23
11月22日(火)晴れ 弟・教朗の誕生日おめでとう!

佐賀ダイレクトと甲斐央樹

16時。佐賀大4年の甲斐君が来社。

甲斐君はポータルサイト「SAGAダイレクト」のWEBマスターとして同サイトを月間15万ページビューにまで育て上げた辣腕WEBディレクターだ。我が社のスーパーカメラマン天野が佐賀大出身という縁もあってお付き合いさせてもらっている。今年初めにダイレクト主催のイベントで講演もさせてもらった。

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マインドの伝承

SAGAダイレクトでは4年生が引退し、後輩たちへの引継ぎの真っ最中らしい。甲斐君ら4年生にとって後輩に「技術」と「マインド」の両方を伝承していくのが難しく頭を悩ませているようだ。僕が思うに学生サークルにとって、この「マインド伝承」こそ永遠の課題と言っても過言ではないと思う。

実は僕にはこの「マインドの伝承」に関して苦い経験がある。


ボルケーノというサークル

大学2年の春、僕は仲間と3人で広島でVOLCANO(ボルケーノ)というイベント企画サークルを興した。初めは僕の6帖の部屋からスタートしたものが、2年で広島駅前の一等地に20帖の事務所を構え、毎年何百万円ものお金を動かすまでになった。ピーク時には広島県内の各大学から60人ものメンバーが集まり、広島のイベントサークル勢力図に確たる地位を築いた。ちなみに現在スピンアウトがやっている【社会人と学生のコラボ】という企業スタイルはボルケーノ時代に「こんなのあればいいなぁ~」と感じていたニーズを具現化したものだ。


アンガールズを輩出

またボルケーノと言えば、お笑いコンビ「アンガールズ」の田中卓志&山根良顕の名コンビを輩出したのも割とよく知られた話だ。広大出身の田中と修道大出身の山根はこのサークルで運命の出会いを果たしている。ちなみにアンガールズが出身サークルであるボルケーノのことを聞かれ「旅行サークルです」と表現するのは完全に「ネタ」である。説明するのが面倒だからあえて分りやすくするためにそういう表現を使っているのだろう。断じて「旅行サークル」ではない。そのうちいつか「こら!タクシ!ヤマネ!違うだろ!」って怒ってやりたい。
アンガールズ
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ボルケーノの衰退

広島最大級のインカレサークルとして数々のイベントを成功させてきたボルケーノだったが、その繁栄も永くは続かなかった。サークルの勢いは4代目をピークに衰退の一途をたどり(ちなみにアンガールズは5代目)、10代目でついに解散することになった。その衰退の理由として「時代が変わった」とか「イベントブームが去った」などあれこれ言われたが、僕が思うに最大の原因は「サークルメンバーのマインド」にあったと思う。僕らが「挑戦者としてのマインド」を続く世代に引き継ぐことができなかったのだ。

挑戦できない=守りに入る→魅力が薄れる→人材が離れる→ますます守りに入る→ますます魅力が薄れる→さらに人材が集まりにくくなる・・・(エンドレス)

まさに絵に描いたような悪循環である。

結果、ボルケーノはピーク時60人いたスタッフが解散する間際には代表を含めわずか3人にまで減っていた。広島から福岡に電話してきた10代目の代表ジュンが「もう無理です」と悲しそうに言った声が、今も僕の耳に残っている。悲しく悔しかった。二度とあんな思いはしたくない。


再び挑戦

そういう意味で、
スピンアウトやCOWTVという組織は僕にとってボルケーノのリベンジ戦でもあるのだ。

どんな組織も代を重ねるごとに「挑戦者マインド」が薄れていく。だからこそ定期的にマインドの再注入や、血の入れ替え、あるいは、革新的人材の獲得など「意識的に」「仕組みとして」行っていかねばならない。有名な例でいうと「血の入れ替え」に成功した一つがカルロス・ゴーン氏の日産自動車だろう。日産はルノーという外的な力によって半強制的に血の入れ替えを迫られたが、結果見事にV字回復を果たした。そしてその好転の材料となったのが「挑戦者マインド」だったという。

挑戦者マインドを持ち続けるために、一体どんな仕組みを作れるだろうか。

・創業メンバーが「挑戦者マインド」を語り受け継ぐ意識を作る
・創業期の記述(例えばこのブログとか)を定期的に見直す


これらも初心に立ち返るための一つの方法だろう。
まだまだアイデアは出るはずだ。皆とじっくり話そう。

佐賀ダイレクトの甲斐君、ナイス気付きをありがとう。
スピンアウトとCOWTVは佐賀ダイレクトを応援します!

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□11/21(月)の凡事徹底リスト
 × 早起き7時まで
 ○ 凡事チェック
 ○ 年間目標を読む
 ○ ブログを書く
 ○ 新聞(ニュース)
 × 握手&大声挨拶
 ○ 長風呂読書:カモメが翔んだ日(江副浩正)
 ○ 腹筋100回
 ○ 人(刺激)に会う:トツナナ
 ○ 家族、先祖に感謝
 ○ チーム、友人、客に感謝
 ○ 10人にありがとう
 ○ 5人からありがとう
 - お礼ハガキ/メール/FAX


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代表取締役 高橋  康徳のブログ

高橋 康徳【プロフィール】

代表取締役 高橋 康徳
高橋 康徳
㈱カウテレビジョン代表取締役
【事業内容】
1. 情報発信コンサルティング
・誇大表現せず
・分かりやすく
・共感を呼ぶ
情報発信サポート事業
2. 動画制作事業
3. モチアップ早朝勉強会事業
【経歴】
広島大学(理学部化学科)卒業後、テレビ西日本(フジ系)入社。報道記者として9.11米同時多発テロのNY特派員記者を経験。テレビ局時代の8年間でニュース約3000本を取材。現在は福岡・香港を拠点としながら、世界で活躍する経営者の取材をライフワークとし、インターネットTV局「カウテレビジョン」を九州最大規模にまで育てる。国立九州大学非常勤講師も務めるなど、そのユニークな経歴から大学・企業・自治体からの講演依頼も多い。2005年福岡市ビジネスプラン大賞、2010年九州アントレプレナー(起業家)大賞など。趣味:釣り、スキー、インタビュー。
2004年 創業
2005年 カウテレビジョン開局
2007年 株式会社カウテレビジョン設立
詳細プロフィールはコチラ
【賞歴】
2010年 ニュービジネス協議会
アントレプレナー大賞
 

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