お客あっての商品
投稿日時:2005/08/236時起床。7時から石村萬盛堂主催の共創マーケティング研究会に参加。
参加者は30~60歳の経営者を中心に12人。ビデオマガジンDO IT!を見て勉強した。
寒天の国内シェア80%を誇る伊那食品工業は従業員315人年商144億円。
寒天一筋50年の秘密に迫るミニドキュメンタリーだった。
VTRを見終わって「あーとってもいい映像だなぁ、勉強にもなるし・・・」と感動していた。
ところが、12人の参加者のうち一部の社長さんからは「面白くなかった」との声が!
「もっと具体的な工夫が見たかった」「いい事ばっかりで全く参考にならなかった」という。
ここでハタと気づく。
「いい映像」とは見る人が決めるもの。
プロの映像マンがいくら「イイ映像だ」と言っても視聴者に訴求しなければ意味がないのだ。
だから、映像を作るときにも「誰に見てもらうのか」を明確にしてから作らないと
おかしなことになるということに改めて気づいた。
また同時に「全ての人に受け入れられる商品なんてない」ということも再確認。
「お客あっての商品」なのだ。

以下、今日のビデオの記者メモ。
(※弱者が真似しちゃ×な点も多い・・・★は強者戦略だと思うもの)
☆トレンドの後追いは危険・・・トレンドは一時的なもの
→トレンドでなく「進歩軸」(進歩したいという欲求)で考える
「健康に成りたい」「平和でありたい」などは永遠→ここに近づけていくビジネスをしたい
☆社是「いい会社をつくりましょう -やさしく、そしてたくましく」
☆直販と通販のみ→スーパー売りせず
・寒天のよさ、調理法を知ってから買ってもらいたい
・客の用途に訴求するアプローチ(便秘解消、血圧低下、減量など)
※高橋注:ビジネスのコツ「用途を売る」についてはCOWTV社長インタビュー中のマルチメディアステーション柏社長のVTR3「公開!月収300万円の秘密」で分かりやすく解説してくれてます。
★寒天は10分の1にする仕事
→99を取り除くために工場は水だらけ→社員に神経痛が続発した
→打開するため「長靴サヨウナラ運動」=労働環境のための設備投資
★業務拡大戦略
・科学的な分析・研究
・関係のない展示会にも出展した
→結果として、寒天を使った接着剤・歯型など多様なニーズを発掘
★今までの顧客層に止まると「取った、取られた」のシェア争いになる。
→新しい用途を探れば客層を広げることができる
→争いのないシェアが生まれる
☆開拓していく仕事は面白い
→初めは相手にしてくれなかった人が気にし始める。少しずつ。
☆相手に忘れられないようにPRし続けること
→続けているとたまたま相手のイメージにハマることがある
→これには継続が大切。5年、10年という継続。
★寒天は100種類以上ある
→均一なブレンドが重要→世界中から海草を探し輸入
→モロッコ、チリ、インドネシア、韓国に協力会社がある
☆二宮尊徳の言葉が好き「遠くを図るものはいつか豊かになる」
★急成長は立派なことじゃない
→マスメディアなどが急成長を褒めるのが諸悪の根源
☆会社の敷地を社員が毎日30分早く出社し清掃する
→自分たちのところを自分たちでキレイにするのは当たり前
☆「唯(ゆい)」の精神
→分野にとらわれず「全員でやる」という意識・・・営業マンが製造ラインをヘルプすることも
☆営業にノルマなし、研究開発にもノルマなし・・・お互いをフォローしあって仕事を決める
→全員で寒天の裾野を広げる家族的な気持ち
☆開発者も「自分たちが欲しい物を作る」という気持ち
→一消費者であり、開発者である
☆手書きのアンケートを集めている
→買ってくれたお客さんのアンケートを集める仕組み
※料金後納ハガキを使うといいか
☆人を大切にしようという信念に人がワーッと集まってくる
★社長の次の夢・・・「ぶどうがあるのでワイナリーを造りたい」
→「実現するのは私の死後でしょう、遥かかなたの夢を」
■今日のモチマネワード
モチマネワード187:お客あっての商品
週刊バグトピアによると、2005年度バグランキング1位は自民バグデータ(株)だそうです。詳しくはランキング7位「今村バグで行こう」にゴーゴゴー!
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■8/22(月)の凡事徹底
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× 年間目標を読む
× 新聞(ニュース)
○ ブログ書く
× 握手する
○ 大きな声で挨拶
× 長風呂読書
× 腹筋100回
○ 人(刺激)に会う:ホテルプルミエ「バルミゼッタ」の朝食
○ 家族、先祖に感謝
○ チーム、友人、客に感謝
○ 10人にありがとう
○ 5人からありがとう
- お礼ハガキ/メール/FAX