プライドのリセット
投稿日時:2005/01/09マツケンサンバの時にK1とプライドが同時にCMにいったのは惜しかった。無理にでもCM我慢してシウバの鬼の形相でも流し続けてたら視聴率戦争の結果は変わっていたはず。あと、僕は「KIDは魔裟斗に勝った」と今も信じてます。
さて新年一発目のモチマネ。テーマは「プライド」です。
格闘技ではなく、心の中にあるプライドの方。
起業後、この「プライド」という言葉についてよく考えます。
プライドは積み上げてきたものの証であり、自信を後押ししてくれるものです。必要なものです。
けど、プライドにも「必要でないもの」があります。不必要なプライドとは実力と不相応なプライド。これを僕は「脂肪プライド」と呼んでいます。この脂肪プライドは体の脂肪と同じく、ちょっと油断するとついてしまう厄介なものです。例えば、長期間一つの組織にいる時などにつき易いものです。
学校、会社、クラブ、チーム、サークル・・・
年が経つにつれ上司や先輩がどんどん減り、代わりに部下や後輩が増えていく。これはたいてい単なる「時の流れ」の結果に過ぎないのに、ついつい「実力がついた」とか「偉くなった」と勘違いしてしまいます。
そして勘違いすると脂肪プライドが増えます。
威張り始める、他人と心が通わなくなる、考えを押さえつけようとする、余計人心が離れる、やむを得ずさらに押さえつける・・・という悪循環というのがパターンが現れます。
脂肪と同じように「脂肪プライド」も一度付くとなかなか落ちません。僕は数年前、「脂肪肝」と診断されたことがありますが(恥)、克服するのに2年以上もかかりました。
また、いき過ぎた脂肪が健康をも害するように「脂肪プライド」は人生を害します。
今に振り返ると、一年前の僕は正直言ってこの「脂肪プライド」のかたまりだったなぁと思います。テレビ局の報道記者として、テレビに出て、普段行けない現場に立ち入り、かなり高い収入を得て、それが自分の実力かのように少なからず勘違いしていました。恵まれた状況の中でテングになっていたのです。
それが会社を辞める段になると、それまで僕と付き合ってくれていた人たちがサーっと入れ替わりました。彼らは「高橋康徳」と付き合っていたのではなく、「テレビ西日本の報道記者の高橋」と付き合ってくれていたのです。初めて気づきました。
そして僕が会社を辞めるに際してやらねばならなかったこと・・・それは「脂肪プライドのリセット」でした。
・威張らない。相手が年下だろうと学生だろうと。
・相手の言い分を聞く。頭ごなしに言わない。
・アイデアを「提案させてもらう」というスタンスを心がける。
この3つの原則を守りながら一年間コツコツやってきました。
どれも当たり前なのでしょうが初めは苦労しました。
けど、いろんなものが見えてきました。
20歳そこそこの学生たちの野望、夢、正義、ロマン、熱意・・・
それまで「青っちょろい」と相手にしていなかった彼らから、様々な気づきをもらえるようになりました。
そうして生まれたのが「デザイナーズ名刺DiNC」であり「イベントミチシルベ」であり、スピンアウトという「組織そのもの」だったのです。
新年の幕開けを機に、再度プライドをリセットしたいと思います。
2005年1月9日 高橋康徳
■今日のモチマネワード
モチマネワード033:「プライドのリセット」
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・腹筋100回 ○
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・家族、先祖に感謝 ○
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・10人にありがとう ○
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・お礼ハガキ、メール、FAX ○
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