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あなたの会社のリスクって?

投稿日時:2012/10/17
企業の「リスク」と言うと、あなたは何を想像しますか?

人・技術・金・情報・ライバル・環境変化などリスクにも色んな種類がありますが、最近、ある広告会社の社長に聞いた「二社のリスク」の話がとても面白く考えさせられたので、忘れないうちにここでシェアします。

聞かせてくれたのは広告会社Y社の社長。Y社は、互いにライバル関係にある有名な移動体通信(ケータイ)の二社、A社・B社と広告物の取引があります。ところが、この二社の間で「リスク」の定義がずいぶん違うというのです。

ぜひ、考えながら読んでみて下さい。
あなたの会社は以下のA社・B社どちらに近いでしょうか?

前提条件として、
移動体通信の業界は「毎日がXデー」と言われるそうです。いつ、どのメーカーから新機種が発表されるか分からないため、常にルーズスタンバイ状態なのだというのです。

そんな状況下でXデーが来ます。そして両社の対応が分かれます。まずA社ではXデーからチラシ企画がスタートし、配布までに数日かかります。広告主であるA社の担当者は、ロゴは所定の場所に表示されているか?色校正はバッチリか?などチラシの隅々まで確認して完璧な広告にこだわります。A社の担当者にとってリスク=完成度の低い広告を打つことです。

一方でもう片方のB社はXデーが来ると即時チラシを刷り上げ、翌日には配布できる体制を取るそうです。その際、現場担当者は50万円くらいの決裁権を持ち、出来るだけ即決する。印刷物の色やロゴマークは深く追求しない。それより「新機種発売」という最重要メッセージが伝わればよいと判断する。B社の担当者にとってリスク=新機種発表の翌日に広告を打てない「チャンスロス」なのです。

完成度を求めるA社とスピードを求めるB社。この二社のスタンスの違いがそのまま両社の現在の業績の違いに現れていると、Y社の社長は説明してくれました。

ご想像の通り、A社B社は私たちがよく知る大手企業です。しかし、これはA社B社や移動体通信業界だけのことではなく、僕やあなたの会社にもズバリ当てはまることです。他人事でなく我が事として当事者意識を持つことが重要だと思うのです。

あなたの会社は、どちらのリスクをより恐れますか?

(高橋康徳/株式会社カウテレビジョン)

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老舗はどうして成るのか?

投稿日時:2011/09/14
「老舗は、改革し続けているからこそ、老舗たり得る」

先日、東京人形町で伝統ある玉ひでさんの料理をいただきました。

なんと1760年から続いている鶏料理の専門店です。将軍家の御前で鳥を血を見せることなく骨と身に切り分ける包丁さばきが祖なのだそうです。

この玉ひでで見た、思わず写真を撮りたくなる工夫の数々が素晴らしかったので、経営のヒントとしてご紹介します。


名物親子丼。鶏料理専門店だけに、見た目も味も共にグレイト!ランチは行列です。


このハンカチもおしゃれな!コースを食べる方にはプレゼントみたいでした。思わずパチリ!


玉ひで外観。人形町駅と一体化?この辺りにも口コミしたくなる要素が含まれてます。パチリ!

名店は一日にして成らず!

僕らも会社がよくなる工夫を探し、実践する楽しみを仲間たちとシェアしよう!

そして地域社会から応援される会社をつくろう!

高橋康徳/株式会社カウテレビジョン:通称カウティービー

新・ 凡事徹底リスト
○ 早起き6時半時まで
○ 凡事チェック
○ 体重計に乗った?78.0Kg
○ がっちり握手
○ 上機嫌でいる
○ 刺激に出会う
○ 家族、先祖に感謝
○ チーム、友人、お客様に感謝
○ お礼ハガキ/メール/FAX
○ ちょっとイイトコ見つけて褒める

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スターバックスに学ぶ「失客防止」の工夫

投稿日時:2010/10/12
スターバックスの顧客増加の仕組み

フラリと立ち寄ったスタバ天神西通り店。
祝日のため店内は客が溢れかえる繁盛ぶり。

「座れないかも?」

と思うのとほぼ同時に、女性店員が話しかけて来た。

「店内でお召し上がりですか?(ニコニコ)」
「はい」
「今はテラス席と奥の席が空いていますが、どちらがイイですか?(ニコニコ)」
「・・・え~と、じゃあテラスで」
「分かりました。それでは、こちらの番号札で席をとっておきますね(ニコニコ)」

この間わずか15秒ほど。トーク完璧×ナイススマイルのスゴイ接近戦だ!!

スターバックス増客の仕組み

フラっと店に入って来た「見込客」を逃さず「実顧客」にする仕組みが
完璧に仕組み化されている。その証拠に…

◎声かけ担当するのは店で一番笑顔のイイ感じの良い女の子
◎ダスターで席を片付けるルーティンをしながら絶えず入り口に目を配る
◎声かけ担当である証に、席に置く番号札を何枚も持っている

自分のお店やWebサイトでもチェックしてみてはどうだろう?
一旦入って来た見込客が、そのまま何の意思表示もする事なく直帰していないか?

世の中は不景気でも、多くのビジネスチャンスが転がっている。

高橋康徳/株式会社カウテレビジョン

新・ 凡事徹底リスト
× 早起き6時半時まで
○ 凡事チェック
○ がっちり握手
○ 上機嫌でいる
○ 刺激に出会う
◎ 家族、先祖に感謝
△ チーム、友人、お客様に感謝
○ お礼ハガキ/メール/FAX
× 電話は3コール以内で出る
× ちょっとイイトコ見つけて褒める



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福岡がサイコーにイイ街なのはなぜ?

投稿日時:2010/04/13
20100413002.jpg

「福岡ってめっちゃ住みやすい街だよね!」

あなたもきっと一度は耳にしたことがある「住みよい街・福岡」の評判です。
福岡出身者に限らず、出張者や転勤族も大勢が口をそろえます。

その理由を整理してみると、

「都会と田舎のバランスがイイ」
「街が適度にコンパクト」
「何を食べても美味い」
「女性がキレイ&やさしい」
「空港がバ リ近い」
「ラーメンがバリ固い」

などイロイロだがあるけど、中でも絶対に見逃せない1つが

「通勤しやすい」ということです。

ちなみに僕の場合、「自宅から天神オフィスまで徒歩10分」。
これは特別ではなく、福岡で働く人の多くが享受している恩恵です。

通勤ルートの話

通勤つながりで、ちょっと話は変わります。

毎朝の通勤ルートとしてKBC前から天神交差点まで約10分歩きます。

その区間には、朝のコーヒーを提供している競合店が4店舗あります。

北から順にベローチェ、ドトール、マック、モスのいずれもメジャーチェーン。

スタバやタリーズのようなスペシャルティ系が進出していないエリアで、
4店いずれも、一杯200円前後の朝コーヒーをテイクアウトできます。

僕の中で一番のお気に入りは「ドトール」で、
毎朝のようにアメリカンSサイズ(200円)をテイクアウトしています。

20100413001.jpg

ドトールの理由は、別にコーヒーの味ではありません。最大の理由は「接客」。この店の接客が抜群に良いんです。いつ行ってもハキハキ明るいし、朝から気分が良くなります。しかも気配りが細やか。

例えば一杯200円のコーヒーのテイクアウトでも、お客が店から会社まで少し歩きそうだと思えばすかさず「手提げ袋に入れましょうか?」と聞いてくれる。この気配りはかなり嬉しい。

コーヒー1杯の疑問点

しかしここで1点だけ疑問なのが、「200円のコーヒー一杯で手提げ袋なんて渡して採算合うのだろうか?」ということ。だが、よく考えてみると、それはビジネスの本質を捉えた質問ではないということに気づく。

だって、朝の一杯のコーヒーがきっかけとなって

「ドトールって接客がナイスだよね!」

という評判が起きることで、2度目3度目の来店を喚起しますよね。
ビジネスは2度目がないと成立しないと考えると、これは大きい。
現に、僕は毎朝ドトールだし、昼間ならコーヒー+ホットドッグを食べてます。

つまり、「200円コーヒーに手提げ袋」は

短期的な視点で見ると不可解だが、
中長期的な視点(さらには「ファンづくり」の視点)で見ると、
むしろ理にかなっているとさえ言えるわけです。

しかも・・・見逃せない最大のポイントは、

このドトールの店員さんが、「福岡イイ街レベルUP」の一因ということ。

彼女のお陰で、お店のファンが増えるだけでなく、
「やっぱ福岡ってイイ街だなぁ・・・」と感じる人が増えるわけですね。

高橋康徳/株式会社カウテレビジョン

新・ 凡事徹底リスト
○ 早起き6時半時まで
○ 凡事チェック
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○ 刺激に出 会う
○ 家族、先祖に感謝
○ チーム、友人、客に感謝
○ お礼ハガキ/メール/FAX
○ 電話は3コール以内で出る
○ ちょっとイイトコ見つけて褒める

【TOPIC1】可愛い後輩に、愛する息子さんにエールを!「DVDがんばれ若者編」

【TOPIC2】動画活用セミナーの次回は5月27日!




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過去よりも今、何をやっているか?

投稿日時:2009/11/30

2009年11月26日(木)

「過去よりも今、何をやっているか?」

九州最大の学習塾、英進館の筒井俊英社長を訪問。

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(↑)右から2番目が筒井社長。左端は同席いただいた高野さん。

英進館と筒井俊英社長

英進館は言わずと知れた九州最高峰の学習塾企業だ。常時生徒数2万5000人以上というその社風は「体育会系」で有名なようだが、その社風とは、この筒井俊英社長のキャラクターそのもの(良い意味で)であるということが、今回の訪問で分かった。

僕の印象で筒井社長を表現させていただくと、「超A級のストイック社長」だ。

超A級ストイックとは・・・

「お腹が空くまでご飯は食べない」
「九大医学部を主席で卒業すると決め、有言実行した」
「しかも全ての授業を暗記するつもりで最前列で聴講した」
「常に体を鍛え、常に腹筋が割れている(誰に見せるでもないが)」
「社内で社長に腕相撲で勝てる社員は1人か2人しかいない」
「ルームランナーは時速16キロで走る(普通人は時速8キロらしい)」

そして、極めつけはこれ。

「居眠りする姿を、家族にすら見られたことがない」

ソファでこっくりが至上の楽しみの僕には決してマネできない世界だ。が、スゴイ!こうしたストイック主義について取材を深めていくと、その先に「英進館の躍進の秘密」が見えてきた。

生徒の心に火を点ける英進館の指導

学習塾というビジネスの性質上、合格実績こそが最大の業績・信用となる。そのためには生徒にどれだけヤル気を高めて継続的にハードな勉強をしてもらうかが命。だが、生徒の心に火をつけるためには小手先のテクニックじゃダメ。生徒はすぐ見抜く。真に心に火をつけるには、まず先生自らが自分に徹底的に厳しく学び研究し、己を高める姿勢を見せることだと、筒井社長は語る。

先生が頑張る姿を生徒に見せることによって生徒自身がその背中からオーラを感じ取り、影響を受け、「自分も勉強を頑張ろう!」と努力してくれるのだと。なので、大切なのは、

「過去よりも今、何をやっているか?」

20091126011.jpg

「昔取ったなんとか」で、過去の栄光を見せても生徒の心は動かせない。「俺は昔、こんな努力をしたんだぞ」と語っても生徒の心には響かないのだと。

それよりも「今現在、何をやっているか」だ。先生が多くを語らなくても、やっている人の体からは「やってるオーラ」となって滲み出てくるものだと筒井社長は言う。なるほど確かに。

そして実は、この「ストイックに日々努力し続ける先生」の筆頭こそが当の筒井俊英社長自身なのだ。筒井社長は今でもほぼ毎日教壇に立っているという。その結果として英進館全体が火の玉のように熱く燃えてラサールや灘、開成といった超難関校への合格実績を次々と塗り替えてきたのだ。

単なる体育会系企業というよりも、とことん自分に厳しくストイックに人生を高め続けていこうという、英進館の真の社風に、初めて触れた気がした。実はインタビューではさらに詳細に伺った。目標設定術や生徒のモチベーションを高くキープし続けるための工夫など。時間があっという間に過ぎました。

筒井社長のインタビューは12月上旬オンエア予定です。

※今日は医療機器販売で九州No.1のシェア・300億企業のキシヤ末石藏八社長のDVDで勉強した。営業マン数人の会社だったキシヤを、300人の会社へと成長させてきた末石社長。自分自身がスーパー営業マンであるだけでなく、その営業スキルを組織化してきたからこそ、今のキシヤがあるという。何度見ても勉強になる話だ。末石社長ありがとうございます!

高橋康徳/株式会社カウテレビジョン

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◎ 早起き6時半時まで
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○ さわやか元気に挨拶
○ 刺激に会う:英進館の筒井俊英社長
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応援される人、応援される会社

投稿日時:2009/11/08

11/11(水) 「戦わない経営」著者・浜口隆則氏&「小さな会社のブランド戦略」著者・村尾隆介氏ダブル講演!

2009年11月8日(日) 福岡は晴れ!

「応援される人になりたい」

そう願っている人は多いものですが・・・

あなたは応援される人ですか?あなたの会社はどうですか?

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僕が感じる成長企業の共通点の1つが、この「応援される力」だ。取材した成長企業のほとんどが創業後、誰かの強力な「応援」を受けて今の成功に辿り着いてきている。

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ピエトロの村田社長はまだ1店舗だった頃、久山カントリーの行徳社長からドレッシングのきっかけをもらった(※番組参照)というし、チョコレートショップの佐野社長はふくやの川原社長に喝を入れてもらって今の繁栄がある(※番組参照)という。エントリーの新井社長はコンパニオン業の創業期にリッチホテルの支配人さんに応援してもらったそうだし、逆転バカ社長の栢野社長はやずやの矢頭社長から応援されて今がある(※番組参照)という。ストーンマーケット中村社長は、1号店(熊本)の大家さんに応援されたと本に書いてある・・・など、数え上げたらキリがない。

応援される人の2つの共通点

応援される人(会社)の共通点。そこには2つのキーワードがある。

1つ目は「一貫性」。応援される人には一貫性がある。逆に、素晴らしいアイデアの持ち主なのに会うたびに言うことがコロコロ変わる人。あなたの周りにもいませんか?そんな人は応援されにくい。「○○さんと言えば、○○」という一貫したイメージが定まってこそ、周囲はあなたのことをサポートしやすいのだ。

2つ目は「全力投球」。何かに一生懸命打ち込んでいる姿は感動を呼ぶものだ。逆に、どんなに能力が高い人でも、どこか手抜きが見える人は決して感動を呼ぶことはない。「上手にやろうとする前に、一生懸命やることが大切」だ。結局、成功とは自分1人の実力で勝ち取るものではないということだろう。

たとえば・・・

最近の例で言うと、日本シリーズの日本ハム。巨人の前に敗れはしたが、日本ハムは素晴らしく「応援されるチーム」だった。ファンをあれだけ熱狂させ応援にかき立てるのは北海道にプロ野球がなかったからというだけではない。選手のあのひたむきな「全力プレー」と北海道のファンを愛してやまない「一貫した姿勢」が、あの応援に繋がったのだろう。

あなたは何に「一貫性」を持ち、何に「全力投球」していますか?

高橋康徳/株式会社カウテレビジョン

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× 早起き6時半時まで
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○ 刺激に会う:野村監督著「野村再生工場」
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儲けるよりも、広めたい

投稿日時:2009/11/06

◇2009年10月25日(日)◇

僕は仕事柄、成功社長のコトバに触れる機会が多いが、中でも特に大好きのがコレ。

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「儲けるよりも、広めたい」
by ストーンマーケット 中村泰二郎社長

ブティックを営んでいた20代の頃は儲けることばかりを考えて失敗したという。

「儲けることばっかりを考えてた時は騙されて大変だった。だけど、アメリカで石に出会って、『これで儲かるな』ではなく、『これを日本に広めたい』と考えた。そしたら結果としてお金がついて来た。(社長室101インタビューより)」

次はコレを広めたい!

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そんな中村社長が、石の文化に続いて日本に広めたいと思っているものが「フランチャコルタ」と呼ばれるお酒の文化だ。詳しくは番組をどうぞ。(この記事の一番下にあります)ウンチクも含めて面白いです。彼女に話す雑学としても役に立ちそうです!

その中村社長が、フランチャコルタの世界初オリジナルレーベル「Brillante」を発売するに当たって、先日、福岡の超豪華なゲストハウスでパーティーを開催した。その模様を写真で収めたので、ご覧いただきたい。これは、もう説明は不要だろうから、ブログ記事はココで終わります。では、写真集をどうぞ。

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フランチャコルタ「Brillante」の開発ドキュメントVTR(1)

フランチャコルタ「Brillante」の開発ドキュメントVTR(2)

(高橋康徳/株式会社カウテレビジョン)

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○ 刺激に会う:早朝勉強会ステップアップ
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感性を鍛える方法って?

投稿日時:2009/07/23

7/31(金)福岡「個人ブランドの作り方セミナー」by R.murao+COWTV

◇2009年7月23日(木)◇ 晴れ

「感性を鍛える方法」

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興味のあるテーマです。「感性」とは天性のものか?鍛えることができるものなのか?私は後者だと信じてます。そんな矢先、アニーグループ(石の癒チェーン40店舗などを経営)の二枝たかはる社長から紹介いただいたある人物から、感性について面白い話を聞かせていただいた。

その人物とは、武田鉄矢(海援隊)や井上陽水、椎名林檎などの人気歌手を世に送り出してきたという野見山實(のみやままこと)さんという方。昭和50年代の音楽業界の人なら知らぬ者はいないほど有名な方だそうです。野見山さんはRKBの人気ラジオ番組「スマッシュイレブン」のプロデューサーという立場で、歌手のダイヤの原石を目利きし、世に送り出す役目を担い続けてきたという。現在は一線を退かれていますが、その功績にあやかろうと未だ多くの人がその門を叩き続けているほど、業界に偉大な足跡を残した人物です。

その野見山さんと二枝社長と私の3人で、とある企画の打合せをすることになり、先日、川端のレストランでご一緒させていただいた。その話の中で出てきたのが冒頭で書いた「感性の高め方」というお話だった。

鍛え方その1.「目線は低く誰とでも付き合う」

野見山さんは感性を鍛え続けるために、プロデューサーという立場でありながら、RKBに出入りしていたアーティストの卵の学生たちと接点があったという。ここで野見山さんがスゴイのはその付き合い方。収入が安定している野見山さんに対して、お金のないアーティストの卵たちに対して、食事はおごりながらも、目線は彼らに合せて決して上からではなく対等な付き合いをしたという。その結果として、学生たちから斬新な価値観が次々と飛び込んできたという。「野見山さん、知ってますか?この歌手スゴイですよ!」その多くは、年上の野見山さんの感性にとても引っかかりそうにないものばかりだったという。だが、そこに偏見を持たず彼らの声に耳を傾けながら感性に触れていくことで次第に感性が鍛えられていったのだと、野見山さんご自身は分析しておられた。

鍛え方その2.「出世した人に対していつまでも偉ぶらない」

そうして時が流れる中で、上に書いた武田鉄矢、井上陽水、椎名林檎など、スターダムへとのし上がっていくアーティストが出始めた。普通の人なら、そんな時、「オレが世に出してやったんだぞ」とその歌手に対していつでまでも恩着せがましく偉ぶってしまいそうだが、野見山さんは違う考えを持っていた。「成長した彼らに対して偉ぶると、彼らは僕に対して会いたくなくなるだろう。昔の彼らではなく、今の出世した彼らとして、体等に付き合うべきだ」そう考えていたという。その結果として、今でも武田鉄矢さんや井上陽水さんと良いお付き合いをできているのだという。

話をまとめると、感性の高め方にはこの一通りではないだろうが、1つ確かに言えるのは、感性を高めるために「勉強熱心であること。誰に対しても謙虚であること」がとても大切なことだということ。偉大な先人の軌跡を辿るのはたまらなく面白い。百科事典を一冊読むような情報の深さと広がりを感じる。

(高橋康徳/株式会社カウテレビジョン)

ところで、野見山さんのような「サラリーマンでありながら個人としてのプランド力を持つ人」に憧れませんか?僕は会社員時代から憧れてます。社長でも会社員でもそこは同じ。そんな「個人ブランド」を鍛えるためのセミナーが、来週の金曜日(7月31日)に弊社主催で開かれます。場所は福岡市天神。講師はあの「小さな会社のブランド戦略」でおなじみのブランドスペシャリスト村尾隆介さんです!福岡の皆さん、このレアな機会をお見逃しなく!!面白さは高橋の保証付きです!ていうか僕が一番期待してるかも・・・。個人ブランドセミナーのお申込はコチラからどうぞ



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人間力の正体って何だろ?

投稿日時:2009/07/03

◇2009年7月3日(金)◇晴れときどき豪雨

人間力の正体って何だろう?

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「人間力が大事だ!」とよく聞く。人間力とは一体何だろう?また、人間力を高めるためには何が必要だろうか?トーク力?聞く力?思いやり?感謝?発想?・・・それらも大事だろうが、じっくり考えてみて一番大切なことを1つ挙げるとすると、「毎日コツコツたゆまぬ努力をすることではないか?」と感じる。それが人間力がある人の共通点では?との仮説を立ててみた。

毎日コツコツ一貫して何かをやってる人・・・

ソフトバンクホークスマーケのトップセールス淵課長の「超マメさ」も、三好不動産三好社長の「早起き」も、博多一風堂河原社長の「カッコいい」も、イエローハット創業者鍵山秀三郎さんの「掃除」も、石村萬盛堂の石村社長の「トイレ掃除」も、明太子ふくやさんの「ABC法則」も、ピエトロの「玉ねぎ」も、福一不動産古川社長の「中洲」も、インタークロス栢野社長の「逆転バカ」も、皆それぞれに人間力を感じる。おお、共通しているようだ。

まだ数えきれないほど事例は出てくる。ランチェスター経営竹田陽一社長の「ランチェスター博士オタク」も、スターブランド村尾さんの「小さなブランド」も、武沢社長の「がんばれ社長」も、あんみつ姫の「おバカ」も、アソウヒューマニーセンター中島社長の「元気」も、総合メディカル小山田会長の「論語」も、ストーンマーケット中村社長の「石アクセサリー」も、アニーグループ二枝社長の「石エネルギー」も、チョコレートショップ佐野社長の「見えなくなるまで頭を下げる」も、しょこたんの「ブログ」も(?)、ぜーんぶ同じだ。

つまり、決めたことをたゆまずコツコツ毎日毎日やってる会社や人に「人間力」って付いてくる。つまり、後付け。どんなことを決め、それをどうコツコツやっていくのか。人生を賭けてやり続けること。それが問われている。と思う。

高橋康徳/株式会社カウテレビジョン



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【秘訣】ブランド企業の「感動体質」

投稿日時:2009/06/08

「ブランド」と呼ばれる会社の共通点の1つに、
「感動体質」というものがある。
社長が、社員が、「感動を作り出す能力」に長けている会社のことだ。

◇2009年6月8日(月)◇ 晴れ

感動体質になろう

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週末のこと。ビッグ・フィールド・マネージメントの5周年パーティーに参加したところ、アニーグループの二枝社長と浦津取締役(右の写真)にお会いした。

今日はその時のエピソードをご紹介します。

アニーグループと言えば先日、COWTVに新番組がUPされたばかり。その反響の話題で3人でワイワイ盛り上がって話していた。と、急に浦津さんが、何かを思い出したように言い始めた。

「あ、そうだ!私、高橋さんにプレゼントがあるんです!」

出てきたのは、これ↓

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「あるお店で、コレ見つけて、あ、高橋さん・・・って思ったんです!可愛いでしょ?」

可愛いです。ってか、感動しました。お店で何気なく見かけた牛の人形を見て、僕らを思い出してくださったという。その心遣いが嬉しくて、ちょっと涙が出そうになった。そもそも今日このパーティーで浦津さんとお会いしたのは偶然だ。つまり、僕と会うのを予想して持ち歩いていたわけではない。それを考えただけで、その「感動メイク力」のスゴさを感じた。

ブランド企業の「感動体質」

取材やインタビューを通じて感じるのは、アニーグループという会社には、こうした、人を感動させる風土がある。それは浦津さんや二枝社長だけがやっているものではなく、社員・スタッフの多くに共通しているのだ。そして、その結果が石の癒の「リピート率80%」という驚異の数字となって現れているのだろう。感動は癖になる。受ける方も、そして、仕掛ける方も。そして、感動を提供し続けるからこそ、アニーグループは「ブランド」と呼ばれるのだろう。感動の源は、想像力。想像力を高めるには、とにかく相手に関心を持つことから、だ。正にそのお手本を見せていただいた。

浦津さん、心から感謝いたします。ありがとうございました。

(高橋康徳/カウテレビジョン)

【参考番組1】浦津由美子さん(アニーグループ)登場の番組はコチラ(ログインが必要です)

【参考資料】ブランド企業の作り方・・・「小さな会社のブランド戦略DVD」



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代表取締役 高橋  康徳のブログ

高橋 康徳【プロフィール】

代表取締役 高橋 康徳
高橋 康徳
㈱カウテレビジョン代表取締役
【事業内容】
1. 情報発信コンサルティング
・誇大表現せず
・分かりやすく
・共感を呼ぶ
情報発信サポート事業
2. 動画制作事業
3. モチアップ早朝勉強会事業
【経歴】
広島大学(理学部化学科)卒業後、テレビ西日本(フジ系)入社。報道記者として9.11米同時多発テロのNY特派員記者を経験。テレビ局時代の8年間でニュース約3000本を取材。現在は福岡・香港を拠点としながら、世界で活躍する経営者の取材をライフワークとし、インターネットTV局「カウテレビジョン」を九州最大規模にまで育てる。国立九州大学非常勤講師も務めるなど、そのユニークな経歴から大学・企業・自治体からの講演依頼も多い。2005年福岡市ビジネスプラン大賞、2010年九州アントレプレナー(起業家)大賞など。趣味:釣り、スキー、インタビュー。
2004年 創業
2005年 カウテレビジョン開局
2007年 株式会社カウテレビジョン設立
詳細プロフィールはコチラ
【賞歴】
2010年 ニュービジネス協議会
アントレプレナー大賞
 

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