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ベトナム人採用は上手くいくのか?

投稿日時:2019/02/27
ベトナム・ハノイに行って来ました。
トランプ氏と金正恩氏の米朝首脳会談のニュース取材のためではなく、採用面接のための訪問でした。


街中には米朝首脳会談に向けた両国の国旗が

ところで、
ぼくはベトナムという国が好きです。

なぜか?
食事が美味しいから?
人がやさしいから?
それもあるけど、なんというか、空気感に惹かれます。ベトナム国民は、(競いながらも)譲り合って生きてる国のように見えます。

たとえば、道路は車バイクがクラクションをプープー鳴らしながら走っているけど、歩行者が渡ろうとするとゆるゆるとスピードを落としてくれる。やさしい気質を感じる。博多弁的に言うと「よかよか」精神。そんな「ゆるーい感じ」のベトナムが好きなんです。


初日のディナーはコテコテのフエ料理

そんなベトナムで現地採用に挑戦した。

カウの求人に手を挙げてくれた数名の若者。全員が大学卒業したばかりの22~24歳。カタコトの日本語で一生懸命に話す姿が初々しい。詳細は割愛するが、そのうちの1人、22歳のフイ君を採用することに決めた。ビザの壁・言語の壁などハードルは高いし、戦力化までには数年間を要するかもしれない。が、いずれ彼の力が必要になる。「将来のメシのタネを作る」それが社長の仕事だ。


面接の様子



面接の翌日。
ご挨拶を兼ねてフイ君の実家を訪ねた。ベトナム人は家族の意向を重んじる国民性のため家族に会って話すことが大切だという。こんな所も日本と似ている。向かったのはハノイから約60キロ離れた南国の田舎町。フイ君の実家は目の前に小学校が、隣に駄菓子屋が軒を連ねる二階建ての一軒家。数十年前の日本のような、懐かしい風景だった。



迎え入れてくれたフイ君一家。お父さんはハイフォンの工場に単身赴任中、お母さんは専業主婦、弟は高校生、二人のおじさんは内装工事の職人だという。家族が揃う中、フイ君の幼少期や家族の想いに耳を傾ける。僕も会社の未来を語る。みんな目をキラキラさせながら聞いてくれた。

さてと、面談を終えた後、ランチタイムの「おもてなし」が始まった。人間関係は、ここからが本番だ。笑



裏のニワトリ小屋でさっきまで走り回っていた地鶏の料理、揚げ春巻き、スープ、それに自家製の地酒が二種類。肉は固いがなかなかいけた。そして見たことない酒。勇気を出してグイッと。金色の酒は高麗人参味、紫の酒はおしるこ?みたいな味がした。推定アルコール度数30度。おじさん二人は時が経つにつれ饒舌になった。



カウは採用時に家族との対話を大切にしている。子供を育ててきた親からバトンを受け取る。その覚悟と責任を感じる。社員は、性格も特技も成長スピードもみんな違う。そんな個性に対して会社都合ではなく人として愛をもって向き合えるか。簡単ではないがそこが勝負の分かれ目だ。

フイ君が入国してくるのは半年後の予定だ。
今から待ち遠しい。

何年か先に彼が日本語を読めるようになった時、この記事を見つけて懐かしんでくれるだろうか。

2018.02.27(米朝首脳会談の日に)
カウテレビジョン 高橋康徳






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分かりやすさを科学する

投稿日時:2018/12/01
分かりやすさとは何でしょうか?
コミュニケーションにつきまとう悩ましいテーマ。

カウテレビジョンでは大勢の学生や主婦たちが毎月何千枚ものテロップを作っています。番組が分かりやすいかの分岐点は、テロップの精度次第です(経営者対談番組では特に!)。

今日はその制作クルーを対象にした「分かりやすいテロップ研修」が行われています。



講師は入社5年目の後庵くん。
数々の番組制作を通じて得てきた「分かりやすさの知見」を後輩クルーたちに共有しています。



明確なテロップとは?
的確なテロップとは?
端的なテロップとは?

人間同士のコミュニケーションを司る「言語」を科学する。職人の技を見える化することで属人的になりがちなクリエイティブ業務の再現性を高める。非常に学びになる研修でした。

高橋康徳/カウテレビジョン

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ピエトロさんとの社員交換留学に調印しました

投稿日時:2018/09/20
9月20日、カウテレビジョンは株式会社ピエトロさんとの「社員交換留学に関する調印」を行いました。ピエトロ社とカウテレビジョンの繋がりというと、2005年に弊社が福岡市のビジネスプランコンテストで賞をいただいた際に、創業者の村田社長がコンテストの審査員だったのがご縁の始まりでした。

その後、ピエトロTV(ピエトロ社の自社インターネットTV)をプロデュースさせていただいたり、またカウテレビジョンのオフィスをピエトロ本社ビルに入居させていただいたり、村田社長の語録をまとめるピエトロレジェンド・ピエトロアイデンティティ・もう1つのピエトロ物語などのDVDシリーズ制作など、カウに目をかけていただいた大恩ある会社です。

そのピエトロさんと今回、このような取り組みを一緒にさせていただけることに、身震いする想いでいます。

株式会社ピエトロ・株式会社カウテレビジョンの社員交換留学の調印後の写真


----以下、プレスリリース----

「ピエトロ・カウテレビジョン交換留学に関する調印式を行いました。」

2018年9月20日。株式会社ピエトロと株式会社カウテレビジョンは、「社員交換留学に関する調印式」を行いました。この社員交換留学は、企業同士が社員を一定期間交換することによって、お互いの企業の活性化に役立てようというものです。今回は10月9日から11月9日までの1ヶ月間、ピエトロから入社8年目で宣伝広報室主任の松田詩織さんがカウテレビジョンへ、またカウテレビジョンからは入社5年目で企画部ディレクターの大滝美代子がピエトロへ、それぞれ交換留学することになりました。この企画の狙いは大企業とベンチャー企業という両社ならではの弱みや課題の解決です。社員にベンチャー企業のスピード感を体感させたいというピエトロ側の想いと、大手企業の力を借りることで若い社員に他のポジションを経験し、視野を広げる機会を与えたいというカウテレビジョン側の想いが合致したことによって実現したものです。

今回交換留学に臨む社員たちはこのような決意を話していました。

ピエトロ・カウテレビジョンの調印後の集合写真

株式会社ピエトロ・松田詩織
「まずはこのような企画の第1弾の社員に選んでいただいたことを光栄に思っています。ピエトロでは7年半、沢山の経験をさせて頂いておりますが、外の世界も見てみたいと思うこともありました。ピエトロにとってもカウテレビジョンにとっても実りある企画になるように精一杯頑張ります。」

株式会社カウテレビジョン・大滝美代子
「本来であれば、新しい環境で働くのは一度会社を辞めて転職しないとできないことです。会社を代表して経験させて頂けること、両社長はじめ、社員の皆さんに感謝の気持ちを持って臨みます。ピエトロさんにも、ピエトロのお客様にも貢献をし、カウテレビジョンに沢山の学びを持って帰れるよう1ヶ月しっかり頑張ってきます。」

また両社の代表、株式会社ピエトロ高橋泰行社長とカウテレビジョン高橋康徳社長はこのように語り、2人にエールを送りました。
株式会社ピエトロ高橋泰行社長
「成長するのは本人次第ですが、いかにその成長の機会を与えることができるかは経営者の責任です。異文化でそれぞれがいろいろな経験をし、驚きや悩みもあるでしょう。しかし、異文化に触れて初めて人は考える時間を持ち、それが成長に繋がるのだと思います。2人がひとまわり大きくなって帰って来てくれることを楽しみに待っています。」
株式会社カウテレビジョン 高橋康徳社長
「将来を嘱望されている30歳前後の社会人共通の悩みとして『自分は狭い世界しか知らないのではないか』という時期があると思います。従来は『会社を辞めるか、残るか』の二択しかない中で、今回はピエトロさんという外部の力を借りて外の世界を経験させて頂ける。人材が抜けるというのは短期的には痛手と思いますが、中長期的な目線で見るとプラス以外の何物でもありません。必ず社会に意義のあることだという志を持って成果に結び付けられたらと思っています。」

今後、両社ではこのような交換留学を定期的に実施するなどして、お互いの企業の更なる活性化に役立てていきたいと思います。

----以上、プレスリリース----

ピエトロ高橋社長はじめ、関係者の皆様、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。

2018.09.20
株式会社カウテレビジョン 高橋康徳


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カウの社内勉強会

投稿日時:2018/06/27
カウでは毎週水曜日の朝に「社長塾」が開かれます。
全クルーが集まって「今、必要なこと」を共有する1時間半のプログラムです。

今週の社長塾では、東京オフィスの千代島支社長からの渾身のコンテンツ「社会で溺れないために~サバイブしようぜ~」でした。





この他にも
・秋の経営合宿
・個人理念研修
・模擬ロケ
・月次コーチング
・四半期総会
など社内研修が用意されています。

目的は、自分で決められるクルーを育てる!
こんなカウテレビジョンを覗いてみませんか?

・新卒採用=現在二次選考過程が進行中!
・中途採用=募集中です。以下からどうぞ!

http://cowtv-recruit.com/index.html




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2017年を振り返って

投稿日時:2017/12/31
2017年を総括します。

今年はカウにとって「社会性ビジネス」を本格化させた転換点となりました。「地方創生ファイナリスト企画」「はたらくTV」など社会性企画で一定の成果を収めることが出来ました。

一方で、この2017年は
実は、「つまずきから始まった1年」でした。

1月、年始に新商品を発表したものの、鳴かず飛ばずでスタートからわずか1ヶ月で路線変更を余儀なくされるという波乱の幕開け。その後、東京オフィスなどの奮闘もあって業績は上向いたものの、第1Qのダメージは年末まで尾を引きました。

・戦略の失敗は戦術ではカバーできない
・新商品×新市場の攻め方原則を守るべし

を痛感、経営責任の重さを再確認しました。

一方で、明るいニュースも多々ありました。

4月、待望のルーキー4名が入社。今年は九州外からの新卒採用に初挑戦。見知らぬ土地でチームに馴染んでくれた青山に感謝。さらに、6月には40歳の大型新人、吉村直志も加入。総務部長兼はたらくTV部長として組織を牽引してくれました。
カウテレビジョン入社式2017
カウテレビジョン入社式2017

5月、日経新聞に「地方創生ファイナリスト企画」が掲載され、地域を挙げた採用の相互扶助の呼びかけに多くの社長が応えてくれました。その後の「はたらくTVインターンシップ」と併せて多くの賛同、有り難かったです。

6月、モチアップが1500回を迎えました。2012年から欠かさずコツコツ続けてきた地域教育のインフラづくりは今、大学教育コンテンツとして実を結びつつあります。
モチアップの忘年会+懇親会
モチアップの有志で開催された忘年会+懇親会

7月、プライベートで家族6人を連れて沖縄旅行。2年前に父を亡くした母に「孫と過ごす旅のひととき」をプレゼントしました。少しは親孝行できたかと思います。
沖縄にて
沖縄にて

8月、経営者仲間とベトナム視察ツアー。昨年に続いて2年連続のベトナムで現地の日本企業の工場を見学。ホーチミン市の勢いを肌で感じてきました。

10月、恒例の秋合宿。「いい会社とは何か?」についてクルー全員で徹底的に議論しました。会社とは関係者が幸せになるためのエンジンのようなもの。そのエンジンの再設計を行いました。
秋合宿2017、英彦山山頂にて
秋合宿2017、英彦山山頂にて

11月、今年最大のプロジェクト「はたらくTV」がサービスイン。と同時に福岡県内の大学教授たちから多くの協力が寄せられ、多くの企業と共に「新しいインターンシップの枠組みづくり」が始まりました。

12月、全社一丸となって年間目標達成にチャレンジ。結果、年始のダメージを挽回して過去最高記録を達成して2017年を締めくくることができました。

以上振り返りでした。

冒頭で述べたように、今年はカウにとって「社会性ビジネス」を本格化させた転換点でした。自社のメリットを少し我慢してでも先送りして、まず地域社会にとって必要なことは何か?を追求することで、結果として社会がよくなり自社にも自然と恩恵が訪れる。そんな「社会と会社の好循環」を実感した年でした。

2018年もよろしくお願いします。

2017.12.31
株式会社カウテレビジョン
代表取締役社長 高橋康徳

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カウテレビジョンとの出会い

投稿日時:2017/11/30
「社長、何か発信してください」
そんな社員(青山絵美)からの声を受けて、月イチでブログを再開しようと決意した高橋です。初回何を書こうか考えましたが、まずは、思い出深い独立当時の話をしようと思います。

●テレビ局を辞めた

2004年9月、博多祇園山笠が上海に渡るドキュメンタリー番組を地上波テレビで放送しました。これが、テレビ局から独立後の最初の作品です。山笠振興会50周年の記念行事として上海の「南京路」を山笠が走る一大イベントに6ヵ月間密着した作品でした。放送局は退職したばかりのTNCテレビ西日本。土曜日午前の「ももち報道K宣言」という番組のワンコーナーでした。2本目の作品はクリーニング商戦企画、3本目はJ-comの新春特番、4本目テレビ東京「子どもの日」特番(三宅島の島民ドキュメンタリー)と、順調に制作を重ねていきました。制作ポリシーは、「前向きなコンテンツを創る」こと。誰かが一生懸命努力する姿に密着するドキュメンタリー。これが独立当初に決めたぼくの志でした。
ところが、この志には重大な欠陥がありました。

●論語と算盤

その問題とは、「志とお金のバランス」。独立後の半年間で稼いだ売上はわずか42万円(上海のドキュメンタリー1本分のギャラ)でした。前職では多い月で80万円もの給料をもらっていたのが、辞めた途端にこの有り様です。「いいコンテンツさえ作れば上手くいく」と思って一生懸命働いていましたが、このままだと悲惨な結末が目に見えていました。かつて渋沢栄一さんが「論語と算盤(そろばん)」と言いましたが、前向きなコンテンツを作るという「志」の一方で、それを成すのに不可欠な「収入」が付いてきていなかったのです。
「ビジネスを学ばねばならない」そう気づいた32歳の秋でした。

●偉大ゾーン

そして始まったのが「カウテレビジョン構想」でした。個人事業を脱して、組織を作り、自分たちの価値観を世に問い広げていくためには、コンテンツ制作を「事業」として考えねばならない。その頃から色んなセミナーや勉強会に片っ端から参加するようになりました。そして2004年末に出会ったのが「偉大ゾーン」と呼ばれる考えでした。

偉大ゾーンとは、3つの円が重なっている所に誰にも負けない強い商売があるという教えです。1つ目の円は「やりたいこと」、2つ目の円が「ライバルに勝てること」、3つ目は「市場性があること」です。分析すると、ぼくにとっての1つ目の円「やりたいこと」は、人を元気にする前向きなドキュメンタリー番組です。2つ目の円「ライバルに勝てるところ」はどうか。自分はテレビ局の中では平凡な制作者だったと思います。一方で、当時のネット動画は素人作品が大半でデジカメで撮影してアップするものばかりでした。そんな中、ぼくはテレビ局の制作技術を持っている自分が、ネット業界ではレアだと気付きました。こうして2つめの円が満たされました。そして3つ目の円。2004年当時は、今からインターネット動画が盛り上がるという機運に満ちた時期でした。ネット回線が太くなって、みんながパソコンや端末を持ち、ネットで動画を見るのが常識になる。そんな「夜明け前」の様相でした。企業の情報発信は、文字から写真へ、写真から動画へと、リッチなコンテンツに移っていこうとする過程であり、「この市場は絶対大きくなる」と確信しました。この「やりたいこと」「勝てること」「市場性があること」という3つの円が重なり合ったところにあったのが、インターネットテレビ事業だったのです。そして「cowtv.jp」がオープンしたのが2005年2月1日。奇遇なことに同じ月に日本でYouTubeがサービスを開始しました。

さぁ、ポジションが決まり、カウテレビは船出しました。事業を伸ばすぞ!と意気込んだものの、すぐに軌道に乗ったかというと、全くそんなことはなく・・・。

その七転八倒は、また別の機会に書きます。

2017.11.30 高橋康徳

■改・凡事徹底リスト(11/30)
× 個人理念チェック
○ 早起き6時まで
× 凡事チェック
○ 体重計に乗った?
○ がっちり握手
○ 上機嫌・寛容の精神
○ 刺激を受ける:まふゆんのガッツ(丸信さんコンテンツ編集で)
○ 家族・先祖に感謝したか
○ 六方拝したか
○ お礼ハガキ/メール/FAX

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課題解決型インターンシップと意外な成果

投稿日時:2016/04/01
3月31日、「2016春期インターン卒業式」が行われ、10人の若者が巣立ちました。



課題解決(プロジェクト)型インターンシップ

弊社インターン制度は、かれこれ12年になります。
今年から、「課題解決型」という新スタイルに挑戦しています。

これは、文科省・厚労省・経産省の三省合意が出され、
「日本の活性化にインターンシップを役立てよう」と表明されたことを受け、
「弊社も微力ながら、その流れに乗ろう」と企画したものです。

参考:三省合意の資料



日本社会が抱える「採用難と就職難」という社会課題をテーマに
インターン生は250名もの先輩たちにヒアリング調査を実施し、
学生目線・企業目線の双方から検証および考察。
そして課題解決方法を提示する!という、見応えのある内容でした。




成果を超える「成果」があった

そんな中、ぼくは「あること」に気づきました。

それは、今回のプロジェクトの「真の価値」とは、
そこで生み出された「定量的な成果(調査結果)」よりも、
繰り広げられた「過程そのもの」にあったという事です。




プロジェクトの「過程」で一体何が起きたのか?


彼らは、「プロジェクトを一任される=裁量が与えられる」ことによって、
「自分がやらねば誰がやる!?」という現実に直面したといいます。

そうした中、焦りながらも「主体性」が生じる。
答えは見えないものの、ポツリポツリと意見が出始める。
すると、真剣に考えるからこそ、意見の対立が生まれる。
さらに、感情面の反発、理解、共感、悩み、といった様々な
「過程」が生まれていったというのです。

おそらく、会社が用意したメニューを単にこなすだけでは、
こうした対立や反発、悩みなどは生まれなかったはずです。



その「過程」の意味するところ


そして、お気づきかと思いますが、
こうした「過程」とは、社会に出たら誰しもが直面する「日常」なのです。

つまり、インターン生たちはここで「小さな社会」を経験したのです。



これから彼らは、思い思いの就職~社会に臨み、
葛藤や悩みを繰り返しながら自分自身の「答え」を出していきます。
今回の経験が少しでも生きてくれることを切に願います。
インターン生のみんな、ありがとうございました。

我々は、さらにインターンシップ制度をさらに磨いていきます。


2016.03.31
髙橋康徳/株式会社カウテレビジョン



参考資料:歴代インターン生の感想(まとめ日報)



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社員旅行におもう

投稿日時:2016/02/29




社員旅行です。沖縄です。
2015年の目標達成のご褒美です。


今日のブログでは
「社員旅行への想い」をつづります。



カウテレビジョンは創業12年目ですが、過去に社員旅行を実施したのはわずか2回。今回が3回目です。その理由は、①そもそもしっかり利益を出せる企業体質でなかったことと、もう1つ、②ワンマン社長だったぼくが社員旅行にあまり乗り気じゃなかったことが最大の要因でした。




転機は、2011年6月でした。
「あなたにはついていけません」
あるベテランクルーから告げられたこの痛烈なメッセージによって、ぼくは自分自身の「人としての在り方」を問い直す必要性に迫られたのです。そして「ワンマン体質を脱却せねばならない」と強く意識させられることになりました。




暗中模索する中、2013年に決定的な出会いがありました。グランドビジョン中尾社長のお誘いでフォーバル大久保秀夫会長とご縁をいただいたのです。




そして大久保秀夫塾で2年半、経営者としての「在り方」と「やり方」を必死に学びました。塾の宿題に追われながらも「学び」を愚直に実行していくと、信じられないほど社内の権限移譲が進んでいきました。気がつくと、クルーが「自分の会社をよくしよう!」と本気で考える雰囲気が生まれていました。おかげで、今ようやくカウテレビジョンは少しずつ利益も出るようになりました。




振り返ると、ワンマン時代は社長ひとりがあらゆる権限を握りしめ、毎月の業績に一喜一憂していました。「べき論」を振りかざし、社長の「常識」を押し付けていました。社員は「やらされ感」満載でした。ぼく自身が彼らの可能性に蓋をしていたのです。



クルーが当事者意識を持ち、可能性に目覚め、会社の未来を自分の手で変えていくんだ!という推進力が生まれたことで、企業体質まで別モノになりました。



「自分と他人は違う」

「べき論で人は動かない」

「人は自分が決めたことには本気になれる」

と思い知らされたのは、まさにこの頃でした。




今、ぼくが考える「社長の仕事」とは、高い理想(大きなコンセプト)を描くこと。それはクルーが自分自身を内側から動機付けできるような(=使命感を感じるような)、社会性の高いコンセプトである必要があると信じています。




そういう意味で今回の社員旅行は、クルーみんなにとって「目標達成のご褒美」であるだけでなく、もう1つの解釈として、「自分で決めて達成する喜びを確かめ合う場」でもあったようでした。


「人は自分が決めたことには本気になれる」


ありがとうございます。


2016.02.29

髙橋康徳








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大きな家族のように

投稿日時:2015/11/14
「学校に参観日があるように、
会社にも参観日があるといい!」

そんな思いつきで始まったのが
カウテレビジョンの家族懇親会です。

2年目の今年も
ピエトロさんに協力いただき、
クルーと家族約30名で開催しました。


実際、家族の声を聞いてみると

「我が子の仕事場での様子を知りたい」

「パパのお仕事を見てみたい」

「ちゃんと働いているのか気になる」

という声は多いものです。

その不安を、安心に変えたいと。




偶然にも優里が誕生日でした。




カウテレビジョンは、大切な家族。

☆クルー募集中(詳しくはクルーBlogで)

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大久保秀夫塾を卒業しました

投稿日時:2015/04/25
このたび、約2年間学んできた「大久保秀夫塾」を卒業しました。大久保塾長、平良講師をはじめ講師陣・運営陣の皆様、そして共に学ばせていただいた同期の仲間たちに心から感謝します。



大久保秀夫塾とは、株式会社フォーバル(東証一部)の創業者であり現会長の大久保さんを塾長に、第1クール「在り方編」、第2クール「やり方編」の順で学ぶ経営塾です。東京2期の同期生は、東北、関東、東海、大阪、九州と全国から熱心な仲間が集まり切磋琢磨しました。




まず、在り方編では大久保塾長の経営者人生を元に心構えを学び、次にやり方編で、理念、100年ビジョン、三ヶ年中期経営計画、会議態、アクションプラン、評価制度づくりなどをみっちり叩き込まれました。毎回宿題もあり、途中で投げ出したくなることもありました。正直言って落ちこぼれずに付いていくのがやっとでした。

で、塾に行く前と後とで何が変わったのか?

思うに、僕が一番変わったのは、経営者として自信を持ってアクセルを踏めるようになったことかと思います。

僕は11年前、テレビ局の安泰を捨てて起業したものの、その後の10年間は「おっかなびっくり」の企業運営でした。その理由は色々ありますが、ひと言で表すと「事業に対する確信が不十分だったこと」でした。

そんな中で大久保塾と出会い、まず優先すべき価値観として、社会性>独自性>経済合理性の順番が大事であることを学び、自社を振り返るとカウテレビジョンの事業がまさにその順番に適っていることに気付きました。さらにその後、やり方を学んだことで、ブレない「判断の軸」をようやく持つことができました。

その結果、1年ちょっと前まで社員6名だったカウテレビジョンは今では社員14名となり、その組織規模拡大に比例して、いよいよ組織運営へと舵を切ろうとしています。

そして今、大久保塾を卒業した自分に課されるのは、塾の教えが正しいことを実践経営を通じて証明すること。そしてその考え方を広めていくことです。三方よし、浮利を追わず、足るを知る。そうした日本古来の経営システムと価値観こそが世界を救うのだという矜持を持って、これからの時代を切り拓いていきます。

2015.04.25
株式会社カウテレビジョン
高橋康徳




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代表取締役 高橋  康徳のブログ

高橋 康徳【プロフィール】

代表取締役 高橋 康徳
高橋 康徳
㈱カウテレビジョン代表取締役
【事業内容】
1. 情報発信コンサルティング
・誇大表現せず
・分かりやすく
・共感を呼ぶ
情報発信サポート事業
2. 動画制作事業
3. モチアップ早朝勉強会事業
【経歴】
広島大学(理学部化学科)卒業後、テレビ西日本(フジ系)入社。報道記者として9.11米同時多発テロのNY特派員記者を経験。テレビ局時代の8年間でニュース約3000本を取材。現在は福岡・香港を拠点としながら、世界で活躍する経営者の取材をライフワークとし、インターネットTV局「カウテレビジョン」を九州最大規模にまで育てる。国立九州大学非常勤講師も務めるなど、そのユニークな経歴から大学・企業・自治体からの講演依頼も多い。2005年福岡市ビジネスプラン大賞、2010年九州アントレプレナー(起業家)大賞など。趣味:釣り、スキー、インタビュー。
2004年 創業
2005年 カウテレビジョン開局
2007年 株式会社カウテレビジョン設立
詳細プロフィールはコチラ
【賞歴】
2010年 ニュービジネス協議会
アントレプレナー大賞
 

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