元リッツカールトン高野登氏の本気を学ぶ
投稿日時:2018/01/28
講演内容は、経営者としてリーダーとして、実に胸に刺さる話が盛り沢山でした。心から感動しました。
高野さんは、誠実で温厚な話しぶりでありながら、一方で「実は私は瞬間湯沸かし器のような所があるんです」とおっしゃっていたのが印象的でした。
つまり、経営者とは日々学び続けるだけでなく、人格や徳を磨き続けねばならないのだと確信を深めました。
以下、僕の学びを備忘録的に書き残しておきます。
・人生はあみだくじ、出会いで新たな線が増える。
・リッツカールトンの創業者は初対面の高野氏の手を握ったまま10分間情熱的に語り続けた。
・「2分間楽しめ!そして君は次に何をやるか?」
・ストレスとプレッシャーは別モノ。プレッシャーは人の可能性を信じてかけ続ける。
・観る、聴く、伝える。
・100人いたら100人が心の中に異なるミットを構えている。それを察して言葉を置いていく。
・言葉を大切にする人はそれが行動に現れる。
・リーマンショック後の2代目社長のスピーチ。リストラに怯える支社長たちに何を、どう伝えたか?
・100℃の仕事をすることで人生が変わる。100℃の仕事をしたのはいつか?それを如何に長くするか考え抜く。
・全ての社員は会社の哲学通りの仕事しかしない。リッツの社長が哲学を語らなかった日は1日もない。
・リーダーの役割は「社員をEncourageすること」である。リーダーがやっているかどうかを決めるのは社員。
・全社員が利益について考える機会を持つ。利益が出てくる仕組みを考える。利益はお客様からしか出てこない。つまり、「お客様にとって快適とは?」を考え続ける。センターピンを打ち抜かなければ、お客様のニーズには近づけない。
・おもてなし三要素「よそおい・しつらい・ふるまい」
・おもてなしは「和を以て貴しと為す」の「を以て」+「為す」から来たと高野さんは信じている。→初耳だったが僕もそう信じよう。
・おもてなしとは、自社のおもてなしの基本の「型」を習得した上で、お客様の前では一旦その型を忘れ、ひたすらお客様に心を寄せる。想像力を100%掻き立てて「このお客様にとって何がおもてなしか?」を考え行動することである。100人のお客様に100通りの伝え方。観る・聴く・伝える、がある。
・もし、この2017年をもう一度過ごせるとしたら何をする?と自問し、それを2018年に生かすのがリッツカールトンの働き方。
・人生おひとり様一回限り、自分の人生を自分で企てよう。仕事や役割は会社が割り振るが、その仕事にどう向き合うかは自分で決めることができる。
・自分という存在は周りの人々にとって環境そのものである。
・何回伝えたら部下に伝わるか?リッツの基準は5000回。5000回は覚悟している。
・相手の可能性に迫っていく質問を何個持っているか?
・人も組織も「動かそう」とするから動かない。「自分から動きたくなる」ように自分に何ができるか?
・目指すは110歳過労死。笑
・お金や時間を自分が決めたことに使うのが一番尊い。

・部下は上司を尊敬したいんです。
・未来は予測する(データ等から)ものでなく、予見するもの。
・立場に関係なく丁寧に人と向き合う。「あなたのテーマは何ですか?」
高野さん、ありがとうございました。
2018.01.27
高橋康徳